Aqours リレーインタビュー Vol.1:降幡 愛 ルビィは「私に青春をくれる女の子」 “10人目”の皆さんへの感謝を込めて

Aqoursリレーインタビュー Vol.1:降幡 愛

「Aqoursは、多分これからもずっと存在している」

――Aqoursの楽曲の中で、自分自身のテーマソングにしたい1曲と、その理由を教えてください。

降幡:あえて挙げるとしたら、「勇気はどこに?君の胸に!」(以下、「ゆうきみ」)でしょうか。「WATER BLUE NEW WORLD」や「Step! ZERO to ONE」も当てはまるのですが、歌詞の一つひとつが自分の人生にリンクしていて。中でも「ゆうきみ」は、挫けそうになった時に背中を押してくれる曲になっています。

 Aqoursは、作中で悔しい思いをたくさんして挫折も経験して……といった姿が描かれています。私たちも、2020年に予定されていた5大ドームツアー(『ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 6th LoveLive! DOME TOUR 2020』)がコロナ禍で実現が出来ないままになっている。そんな中で〈本当はこわいよ〉から始まり、〈何度だって追いかけようよ〉〈あきらめなきゃいいんだ〉と歌う「ゆうきみ」の歌詞には、Aqoursのど根性精神が込められているなと。諦めずにずっとやってこられたのは、この曲があるからかなと思いますね。

――降幡さんご自身も、諦めたくないタイプ?

降幡:割とそうです。なので、「負けたくない」と思った時によく聴いています。あ、でも、普段からAqoursの曲は聴いていますね(笑)。

――Aqoursとして活動する中で、自分が成長したと感じた瞬間を教えてください。

降幡:3rdライブツアー(『ラブライブ!サンシャイン!! Aqours 3rd LoveLive! Tour ~WONDERFUL STORIES~』/2018年開催)で、Saint Snowと「Awaken the power」を披露した時です。それまでも、「黒澤ルビィになろう」と必死にしがみついてやっていましたが、ルビィの背中に全然追いつけないなと思っていたんです。だけどこの時はツアーだったこともあって、最終日に(Saint Snowの)鹿角理亞ちゃんとルビィの関係性に近づけたような実感があって。その時は「成長できたのかな」と感じました。

――ご自身にとって、ルビィはどのような存在ですか?

降幡:私に青春をくれる女の子、です。20代はずっとAqoursとしてやってきたんですけど、このキャストに選ばれなければこんなに長くグループとして過ごすことはなかったかもしれない。そう思うと「青春してるな」って。思い返せば、オーディションの時も「この9人で何かしたいです!」と熱弁したんです、まだ他のメンバーに出会ってもいないのに(笑)。それはきっと、スクールアイドルとしての青春を味わいたかったのかなと、今になって思いますね。

――では、Aqoursはどのような存在になっていますか?

降幡:Aqoursは……メンバーもキャストも大切な存在ではあることは確かですけど、一言では言えないですね。皆さんが見ているAqoursと私達から見えているAqoursは、きっと全然違うと思うので、短い言葉でなかなか言い表せなくて。

 Aqoursは、多分これからもずっと存在しているんです。私はそう思っているので、ファンの皆さんにもそう思っていて欲しい。これからも変わらず、私にとっては安心できる場所だと思います。

――今、絶賛リハーサル中だと聞きました。久々に9人でいるのはどんな感じですか?

降幡:久々に会うとちょっと不思議な感じになります(笑)。でも、突破口を開いてくれる朱夏(斉藤朱夏)やきゃん(小林愛香)のような存在がいるので、すぐにいつものAqoursらしい空気感になります。家族より一緒にいた期間が長いから、気を張らなくていられるんです。素の自分でいることを受け入れてくれる感じがする。家族以上の空気感だと思います。

――中でも、特によく会う方はいますか?

降幡:プライベートでは朱夏と会うことが多いですね。ああでもないこうでもないと他愛のない女子トークや、お互いの相談をしたりされたりと……いつもお世話になってます(笑)!

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