PinkPantheress、ニューEP『Fancy That』リリース 様々な名曲を独自のセンスで現代と融合させた作品に

 PinkPantheressが、2作目となるEP(ミックステープ)『Fancy That』をリリースした。

PinkPantheress
PinkPantheress(クレジット表記:Charlie Engman)

 PinkPantheressは、アンチポップをテーマに掲げるZ世代の“ニュー・ノスタルジック”シンガー/プロデューサー。本EPは、PinkPantheress自身が作詞/作曲/プロデュースを手がけ、aksel arvid、Count Baldor、phil、Oscar Scheller、The Dareらと共に制作。英国文化に根差しながら、キッチュで遊び心あふれる時代へと突入した彼女が、特有のボーカルとジャンルを超えたサウンドを展開する9曲入りの作品だ。

 本作品は、PinkPantheressがより深い親密さを表現する新たな章を象徴しており、Panic! at the Disco、Jessica Simpson、Basement Jaxx、William Orbitといったアーティストのサンプリングやインスピレーションを取り入れながら、様々な名曲を独自のセンスにより現代と融合させたものに仕上がっている。

 本作のリードシングルである「Illegal」は、Underworldの「Dark and Long (Dark Train)」を再構築し、禁じられた欲望とそれに対する認識を催眠的に探る内容となっている。

 PinkPantheress本人は本楽曲について、「『Illegal』は、まるで自分の原点に帰ってきたような感覚の楽曲です。ざらついたUKガラージのサウンドは、私が音楽を始めた当時に一気に引き戻してくれるのです。夜遅くのあの生々しいエネルギーが昔から大好きで、Underworldをサンプリングするのは、その精神にアクセスしつつ自分のスタイルに落とし込むのに完璧な方法でした」と語っている。

 また、EPについても「このプロジェクトは、音楽を身体で感じることにフォーカスしてくれます。ダンスが物語の一部になるような作品を作りたかったのです。制作の原点に戻れたことが嬉しいし、これは私にとって“Fancyな時代”の始まりだと思っています。とてもキッチュでカラフルで、生っぽくて楽しく、完全に“動き”を中心に据えた作品です。この作品をみんなと共有できるのが本当に楽しみです」とコメントしている。

PinkPantheress『Fancy That』ジャケット
PinkPantheress『Fancy That』

■リリース情報
アーティスト:PinkPantheress / ピンクパンサレス
EP:Fancy That / ファンシー・ザット
リリース:2025年5月9日(金)配信スタート
視聴リンク:https://wmj.lnk.to/PPFancyPu

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