SWEET STEADY、涙のステージに咲かせた満開の花 確かな成長と自信を見せた結成1周年ツアーファイナル
本ツアーのタイトルにもなっているデビュー1周年記念楽曲「SWEET BLOOM」では、「歌劇『アイーダ』より“凱旋行進曲”」のサンプリングにあわせて指揮をする振り付けを見せ、〈愛してくれますか?/…約束!〉で約束を交わすと、メンバーが扮した7つの花びらがステージ中央に集まり1つの花束に。おなじみの着信音SEで始まった「Call me, Tell me」で終始メンバーの名前を呼ぶコールが高速4つ打ちビートの上を飛び交うと、「ハートの魔法」でも勢いそのままに山内が冒頭で「2年目もまるっと愛してねー!」と呼びかけ、重低音に乗せた〈ハートの魔法かけちゃえ!〉でこの先どんな夢でも叶えられると思わせてくれる、すいすての自信を見せつけてくれた。そして音井が「東名阪ツアー、最後までついて来てくれて本当にありがとう! 次の曲で最後となります。みんな! たくさん声出してー!」と全力であおり披露された「なんてねっ!」ではラストのサビでカラーテープが噴射され、ライブ本編を終えた。
アンコールを受けて、ツアーTシャツに着替えたメンバーがステージへ。「ぐっじょぶ!」の合いの手についてレクチャーし再び披露されると、1回目に比べて合いの手のボリュームが倍増するあたりはすいでぃーのさすがの対応力。「SWEET STEADY!」「ぐっじょぶ! いえーい!」のかけ声で集合写真を撮影し、「ぐっじょぶ!」でTikTok撮影を終えると、今夏2ndシングルCDをリリースすることが発表され、リリースイベントの開催も予感させるとフロアは大盛況。ここでメンバーからひと言ずつメッセージが届けられた。
奥田「すっごく楽しくてツアーが終わっちゃうのは悲しいんですけど、2年目もみんなのことをすっごくすっごく楽しませるので、まだまだついて来てください!」
音井「今回は満開の花束を掲げたいということで、みんなと今日満開の花束になれてうれしかったです! 2年目もみんなと一緒に着実に1歩ずつ進んで行って、大きな夢をたくさんたくさん見続けたいです!」
白石「出会ってくれて応援してくれて、心の支えになっていて、2年目は私がみんなの心の支えになりたいと思っているので、みなさん2年目もよろしくお願いします!」
塩川「ここ(Zepp Haneda)が前にやっていたアイドルグループの解散ライブの場所で、私にとってとても思い出のある場所でした。こうしてここに戻ってこられて、本当に幸せだなって思います!」
庄司「SWEET STEADYは満開の準備できてます! こんなにかわいくて魅力的なメンバーが揃ってます! みんなともっともっと大きな夢を見たいです!」
栗田「今日はメンバーとスタッフさんと完売をさせることができてほんまにうれしいです! 2年目も着実に上に大きく進めるように頑張るので、みんな一緒に満開の景色見てください!」
山内「今日はすいすてに会いに来てくれてありがとうございました! このツアーを通して、もっともっとみんなと一緒にいたいし、2年目もみんなと一緒じゃなきゃやだなって思いました!」
特に庄司の涙ぐみながら言葉を紡ぐ姿に歓声が送られた。そんな庄司の「最後にやりたいこと」として、ライブ前の円陣をすいすて/すいでぃーが一体となってやってみることに。〈あゆ! ゆい! なつか! りせ! まゆみ! なぎさ! さきな! すいでぃー! ここにいるみんなでー新時代開幕!〉と会場中の想いが1点に集まると、この日2回目の「始まりの合図」のイントロが鳴り始め、すいでぃーから大歓声が沸き起こる。そのドラマティックな展開に観ているこちらの涙腺も緩んでしまうほど。ツアーの終わりを告げるラストナンバーとして、かわいらしさやしなやかさが存分に詰め込まれたパフォーマンスを涙ながらに届けた。名残惜しそうに会場中に手を振り、最後はメンバー7人そろってマイクオフで「ありがとうございました!」と一礼してステージをあとにした。
KAWAII LAB.が打ち出す“かわいいの新定義”を全身全霊のパフォーマンスで体現してみせたSWEET STEADY。メモリアルな結成1周年ツアーを終えた7人は着実に一歩ずつ――グループ名に込められた想いを胸に今後も成長を続けていくことだろう。
<セットリスト>
01. 始まりの合図
02. Sweet Cafe
03. ぐっじょぶ!
04. おねがいペンタス
05. なりたい私
06. ワガママ
07. ミチシルベ
08. ダイヤモンドデイズ
09. 新世界クレッシェンド
10. ぱじゃまぱーてぃー!
11. SWEET BLOOM
12. Call me,Tell me
13. ハートの魔法
14. なんてねっ!
EN1. ぐっじょぶ!
EN2. 始まりの合図