J-HOPE×ルーブル、BEAMSのソウル上陸、ブルダックの『コーチェラ』参戦まで――韓国トレンドレポート 2025年4月号

 K-POPや韓国ドラマにとどまらず、2025年の韓国カルチャーはアート、ファッション、フード、ストリートまで多彩な分野を横断し、グローバルでの存在感をさらに強めている。この連載では音楽・ファッション・食が交差する“いま”の韓国を毎月スナップしていく。

 4月号では、BTS・J-HOPEとルーブル美術館による異色のコラボを皮切りに、日本人ダンサーも参戦するダンス番組『WORLD OF STREET WOMAN FIGHTER』(Mnet)のグローバル展開、Andersson Bell×ZARAによる感度高めなカプセルコレクション、BEAMSのソウル初ポップアップ、そして『Coachella Valley Music and Arts Festival 2025』に登場した“激辛ブルダック”まで。韓国カルチャーの最前線を駆け抜ける、注目のトピックを一挙に紹介する。

J-HOPE、ルーブル美術館と異色のコラボ実現

 韓国のコンテンポラリーブランド・Andersson BellとZARAがコラボレーションし、“Absolute Beginner”コレクションをリリースした。2014年にソウルで誕生したAndersson Bellは、北欧ミニマリズムと韓国ストリートの感性を掛け合わせた独自の美学で、国内外のファッションシーンから注目を集めている。

 今回のコレクションでは、一部のTシャツなどに 「Absolute Beginner(絶対的な初心者)」 というフレーズがあしらわれており、自由で反骨的なパンクスピリットを実験的なデザインで表現。デニムの質感をプリントで再現したレザージャケット、解体と再構築を思わせるチェックシャツやニット、デヴィッド・ボウイの楽曲タイトルからインスピレーションを得たグラフィックTシャツなど、エッジの効いたアイテムが揃う。ギター型ミニバッグ、再構築デニムのトート、厚底のビブラムソールブーツなど、アクセサリー類にも遊び心と存在感が宿っている。

 本コレクションは3月21日よりZARA公式オンラインおよび世界各国の一部店舗で販売中。ソウル・聖水ではリリースを記念したポップアップストアも開催され話題に。日本国内ではZARA JAPANのオンラインストアおよび主要店舗にて展開されている。

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