Creepy Nuts、KREVA、Zeebra、HOME MADE 家族……映画『ヒプマイ』公開前に押さえたい豪華すぎる歴代提供楽曲

 2月21日公開の『映画「ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-」』の封切りに先駆け、1月31日に6曲の新曲が配信リリースされた。これは劇中で繰り広げられるファイナルディビジョン・ラップバトルの2回戦にあたる「Second Stage」においてパフォーマンスされる楽曲群で、キングギドラ、山嵐×HAN-KUN(湘南乃風)、KICK THE CAN CREW、SALU×JIGG、Creepy Nuts、HOME MADE 家族という錚々たる面々が楽曲制作を手掛けたことで大きな話題を呼んでいる。

 彼らの多くは過去にも『ヒプノシスマイク -Division Rap Battle-』(以下、『ヒプマイ』)シリーズに楽曲を提供しており、同コンテンツの重要な特徴のひとつである“異様なまでの楽曲クオリティの高さ”に著しく貢献してきた功労者たちと言って差し支えない。この機会に、彼らが過去に手掛けた『ヒプマイ』楽曲を今一度振り返ってみよう。今回の新曲がより奥行きをもって感じられるはずだ。

入間 銃兎「ベイサイド・スモーキングブルース」(2017年)

 HOME MADE 家族のKUROとCHIVAが手掛けた、入間 銃兎(CV:駒田航)のソロ楽曲。『ヒプマイ』においては本楽曲以外にもKUROやDJ U-ICHI提供した楽曲が複数存在するが、今回ついにナゴヤ・ディビジョン“Bad Ass Temple”の新曲「シンジルチカラ」において、MICROも含めたの3人が集結する運びとなった。このことが「実質HOME MADE 家族の復活じゃん!」とファンを狂喜させている。

MAD TRIGGER CREW・麻天狼「DEATH RESPECT」(2018年)

 山嵐が手掛けた、ヨコハマ・ディビジョン“MAD TRIGGER CREW”とシンジュク・ディビジョン“麻天狼”のバトル曲で、2018年に行われた最初のディビジョンバトル『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle- Battle Season』の最終決戦にてパフォーマンスされた楽曲だ。その山嵐がHAN-KUNとともに書き上げたレゲエ風味の新曲、MAD TRIGGER CREWの「Choice Is Yours」と同様、バンドサウンドを基調としているが、「DEATH RESPECT」ではよりミクスチャーロック寄りのアグレッシブな音像を楽しむことができる。

麻天狼「The Champion」(2019年)

 「The Champion」はZeebraが理貴とともに手掛がけた1曲で、前項で触れた『ヒプノシスマイク-Division Rap Battle- Battle Season』を制した麻天狼のために書き下ろされた優勝記念曲だ。K DUB SHINE、Zeebra、DJ OASISが提供したイケブクロ・ディビジョン“Buster Bros!!!”の新曲「Three Kings」のムードとも通ずるトラップ系のスリリングなトラックがクールに突き刺さり、麻天狼ならではの低音ラップも鮮烈に響く。

どついたれ本舗「あゝオオサカdreamin' night」(2019年)

 Creepy Nutsが手掛けた、オオサカ・ディビジョン“どついたれ本舗”のオリジナル曲「あゝオオサカdreamin' night」。三味線をフィーチャーした寄席フレーバーあふれるフリーキーなトラックや、エッジとユーモアが同居するテクニカルなライムなど、ナニワスピリッツに満ちた陽気なムードが痛快な1曲だ。そのマナーはそのまま、今回の同ディビジョンへの新曲「笑門来福」にも受け継がれている。

天国 獄「One and Two, and Law」(2019年)

 前述の「ベイサイド・スモーキングブルース」と同様のタッグ(KURO×CHIVA)が制した、天国 獄(CV:竹内栄治)のソロ楽曲。ローファイなロカビリーサウンドに度肝を抜かれるイントロを経て、何事もなかったかのようにクールなヒップホップへしれっと移行するユニークな1曲だ。

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる