SixTONES、『GOLD』で首位獲得 グループの進化と広がり、激動を詰め込んだ挑戦のアルバム
終盤は〈Life is a party〉と歌う「Focus」、美しいメロディのピアノバラード「ここに帰ってきて」、LINKIN PARKのコリン・ブリテンが提供した激しいロックナンバー「WE ARE ONE」など粒揃いの楽曲が続く。そんな中でやってくる、2010年代のEDMの要素をぎっしり詰め込んだようなダンスナンバー「SHOCK ME」(通常盤収録)が素晴らしい。大規模会場を揺らす光景が目に浮かぶようなこの曲で最高潮を迎えたところで、ラストはグループの未来を歌う「Melodies and Memories」。〈きっと長く辛い道のりでも/僕らならもう怖くはない〉の一節を力強く歌う瞬間に胸が掴まれる。
怒涛の始まりから、多くのアーティストとのコラボによって世界が広がり、ラストは未来へと向かっていくようなストーリーを描くこの本作は、SixTONESの現在の勢いと、グループとしての充実ぶりが感じ取れる1枚だ。