CANDY TUNE、赤裸々に語るグループの現在地 後輩の躍進、バズへの意識、7人の絆「私たちって永久機関」

CANDY TUNE、赤裸々に語る現在地

初の海外公演も経験した2024年を経て目指すは“ワールドツアー”

ーー2024年はCANDY TUNEにとって、怒涛の1年だったのではないかと思います。この1年を振り返えると、どんな1年でしたか?

福山:3月にデビュー1周年を迎えてから、怒涛の日々でしたね。一つひとつを振り返っていくと本当にキリがないくらい、普通では経験できないことをたくさんさせてもらえて、昨年の今頃に想像していた1年後の私たちよりも、もっと多くの方に知っていただけた年になったと思います。

桐原:「今年やったことだったんだ」って思うくらい、本当に毎日が忙しくて、出来事が多すぎて覚えきれないほどでしたね。毎日が充実していて、たくさんの経験をさせていただいた1年だったなと感じています。

ーー感覚的にはあっという間に過ぎていった?

桐原:めっちゃ早かったです! もう今年が終わってしまうのが怖いです(笑)。

ーー今年2月には初の海外公演となる『JAPAN EXPO THAILAND 2024』への出演もありましたよね。

村川:(グループにとって)初めての海外だったんですけど、私たちはみんな海外向きでもあるのかもしれないなって思うくらいすごく楽しめました。もちろん、大変だなと思うこともたくさんありましたが、現地のファンの方々との周波数が合っている感じがして、曲でも盛り上がってくれたり、特典会にもワールドワイドなファンの方が駆けつけてくださって、本当に嬉しかったです。

ーー実際に海外のステージに立ってみて、日本との違いは感じましたか?

福山:日本の方もたくさんいらしてくださっていたんですけど、すれ違った現地の方が「かわいい!」とか「キュート!」って伝えてくれたのが、とても嬉しかったですね。日本のアイドル文化をすごく好いてくれているんだなというのを実感できて、あらためて誇らしく感じました。

ーー現地では観光はできたんですか?

桐原:どこか行ったっけ?

宮野静(以下、宮野):限られた時間しかなくて、現地のスタバ(Starbucks Coffee)になんとか行きました(笑)。

小川:あと、おしゃれなホテルで食事したよね。

南:タイ料理はたくさん食べたよね。

立花:日本から公式ツアーで来てくれた100人くらいのファンの方とひとりずつ乾杯したりもして。

南:そうそう。現地のファンの方もいたんですけど、日本でいつも支えてくださっているファンの方たちもいらしてくださって、深い交流ができました。

ーーあらためて、もっと海外に行きたいという思いも芽生えたんじゃないですか?

全員:行きたいです!

福山:フィリピンに行きたいよね。メンバーの宮野と南は凱旋公演になるんですよ。だから、ずっと行きたいと言い続けてます。

村川:あとなんだっけ……ワールドツアー!

ーー壮大ですね。

福山:やっぱり「原宿から世界へ」と掲げているので、世界に行きたいなっていう気持ちはすごいあります。

CANDY TUNEは「永久機関」 仲間・家族・友達である7人の絆

ーーこれまでのお話を聞いていても思うんですが、CANDY TUNEってすごく仲がいいですよね。この1年で、より絆も深まったのではないでしょうか?

小川:深まりましたね。特定のメンバー同士が仲良いとかではなく、7人全員が仲がいいので、空き時間があれば7人全員でご飯に行くこともありますし、オフの日もとりあえずメンバーに遊べるか聞いたりしてます。友達に聞くよりも先にメンバーに連絡しちゃうんですよ。

福山:この前なんか、普通に飼い犬の写真が突然送られてきた(笑)。家族LINEみたいな感じで報告し合うよね。

村川:独り言を送るときもあるよね。

南:珍しくオフの日があって、朝から連絡がないなと思ったら、いきなり宮野さんから、「今何してるの?」って連絡が来たことがあります(笑)。

全員:あったあった(笑)。

立花:会えないときでも常に考える存在というか。

小川:もう一緒にいるのが当たり前すぎて、持つべきはメンバーだなって。

ーー皆さんが合流してから、意気投合するまでが早かったんですよね。

小川:出会って2日目で打ち解けたよね。

桐原:家族になるの、早かった。

立花:デビューする前からみんなでご飯行って、自分たちはこれからどうしていきたいかを話し合ったりもしましたね。

村川:志や情熱、仕事への向き合い方がみんなすごく似ていて、こんなにも志が高い人たちが集まるんだなって。ダンス、歌、トークなど、全く違う方向に強みを持っている人たちで、お互いにすごく尊敬していますし、高め合っているなって感じます。

ーーまだまだエピソードが出てきそうですもんね。

福山:無限に出せますよ!

村川:「私たちって本当に“永久機関”だよね」って、よく話すんです。お仕事がすごく多くて、「疲れたな」と思うときもあるんですけど、みんなで喋ってると自然と楽しくなって、元気になれる。で、その元気なまま寝るっていう(笑)。「疲れているな」と感じていても、みんなに会うと一瞬で元気になれるから、「私たちって永久機関じゃん!」って、冗談っぽく言いつつ、本当にそうだなって思います。

ーーそれこそがCANDY TUNEの強みなんだと思います。

福山:そう思います。プライベートで困ったことがあれば助け合うし、仕事で悲しくなったら寄り添い合える。そういう関係性が活動にもすごく響いているなって思うんです。何より良かったのは、みんなが一緒に仲良く、志高く、仕事仲間であり、家族であり、友達でいてくれること。それが私にとってはすごく大きいです。

南:ライブにもそれがすごく表れていると思います。みんなで一緒にいられることが嬉しいから、ライブ中も本当に楽しいんですよ。なんなら、もうメンバー同士で“推し”みたいな感覚ですからね(笑)。歌っている姿を横で見てるんですよ、「ああ、いいな」って踊りながら思ったりして。そんな感じで本当にライブを楽しんでいます。

それぞれの目標を胸に臨む2025年の大きな挑戦

ーー怒涛の1年を経て、2025年に向けた個人の目標はありますか?

桐原:個人として頑張りたいことのひとつが、グラビアやモデルなど、写真を撮られるお仕事です。実は私、身長にすごくコンプレックスがあるんですよ。でも、ひとりで映っているときに「身長が低く見えないね」とか「女の子の理想のスタイルだよね」と言ってもらえることがすごく多くて。グラビアのお仕事を通して、女の子のファンが増えたのも本当に嬉しかったです。だからこそ、自分の弱みだと思っていた部分をもっと強みに変えて、グラビアのお仕事をさらに頑張りたいなって思っています。6年くらい芸能界のお仕事を続けているんですけど、始めた頃からずっと、雑誌の表紙を飾ることと写真集を出すことが目標なんです。2025年には、その目標に少しでも近づけるように頑張りたいですね。

村川:私は来年でアイドル活動10周年を迎えるんですけど、この10年間は辛いことが本当に多くて、何を頑張ればいいのか、明確な目標も見つからないまま、ずっと手探りでやってきたんです。でも、今この7人のメンバーで活動してきて、試行錯誤しながらも少しずつ掴んできたものがたくさんあって。それがこの1年間でしっかり手応えとして感じられるようになりました。だから、2025年はもっともっとアイドルとしてステップアップしていく年にしたいです。中学生の頃からの夢だった服飾にも携わることができた(アパレルブランド「Visudlle」設立)ので、それも頑張りたいですね。アイドル活動と服飾の仕事、どちらも一緒に成長できるように、2025年は超頑張りたいです!

立花:私は小さい頃から、誰かに憧れることがとても多かったんです。だからこそ、自分が表舞台に立つ立場になったときには、「誰かに憧れられる存在になりたい」という夢や目標がずっとあって。この1年は憧れだった『関西コレクション』や『東京ガールズコレクション』にも立つことができたので、来年も夢を叶えていきたいです。

宮野:アニメ『ゆるキャン△ SEASON3』(TOKYO MXほか)のオープニングテーマ(キミのね「レイドバックジャーニー」)のMVに出演させていただいたり、私が小さい頃から抱いていたアニメの主題歌を歌うことが、2024年に少しずつ近づいてきた気がしています。なので、2025年は私たち自身がアニメの主題歌を歌いたいなと思っています。主題歌のお仕事、ぜひ私たちにください!

福山:個人的な目標は、いろんなことに挑戦することです。2024年は「自分にできる個人仕事ってなんだろう?」と悩んだ1年でもあったのですが、『月刊バスケットボール』(日本文化出版)という雑誌の取材を受けさせていただいたり、「これが好きだから、あれもやりたい!」と口に出していたことが少しずつ形になってきて、とても嬉しいです。2025年は、自分の“好き”をもっと仕事に繋げて、個人仕事できゃんちゅーを広めるきっかけを作りたいです。

小川:私がきっかけとなって、きゃんちゅーの入口になれる存在になりたいです。きゃんちゅーに入る前にプリクラ写真でバズったことがあったのですが、それをきっかけに私のことを知ってくださった方が多くて、今でも会いに来てくれるんです。プリクラには個人的にすごく思い入れがあるので、プリクラのお仕事ができたらいいなって思います。

南:アイドル3年目の2025年は、進化の年にしたいと思っています。やっぱりまだ自分の好きなことを発信しきれていないなと感じているので、2025年は自分の好きなものや得意なこと、やってみたいことをたくさん発信する年にしたいです。そしてもっと“南なつらしさ”を確立していきたいです。

ーーこの先CANDY TUNEとして叶えたい目標はありますか?

福山:東京国際フォーラムでのライブが発表されたとき、私たち全員、本当に目が点になるくらい大きすぎる壁だなと感じて。今は正直なところ、私たちはそこしか見えていません。昨年の豊洲PITもそうだったのですが、今度の東京国際フォーラムも次のステップアップのためのひとつの大きな挑戦になると思うので、まずはツアーを無事成功させて、その先に想像もつかないような景色が待っていてくれたらいいなと思います。

CANDY TUNE インタビュー(撮影=堀内彩香)

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