稲垣吾郎と草彅剛、スタッフ、上野樹里&和田唱夫妻まで 香取慎吾が考える“パートナー”の関係性

 ほかにも長い付き合いになるスタッフとは「互いのいいところ悪いところを知って、引いたり押したりしながら構築してきた」という話や、アルバムを制作する際に関わったアーティストに対して「当然、制作過程では意見が合わないことがあるんですが、最近『そこまで言うなら、よし、あなたを信じるから』と言えるようになった」と明かした香取。パートナーシップとは、どれだけ“同じか”を探すことではなく、どれだけ“信じられるか”を紡ぐ作業なのかもしれないと、香取のインタビューを読んで感じた。

 8月には、草彅とのユニット・SingTuyoとして新曲『眩しい未来』をリリースしたことにもインタビューのなかで触れていた香取。そこで歌われるパートナー像も、〈もしもボクが落ち込んで/ハジけらんなくなったら/キミはどんな風に/笑わせてくれる?〉と、一緒に落ち込むウサギ同士ではなく、笑わせてくれるウサギとカメくらい異なる感覚の人なのだと気づく。

 この歌詞を手掛けたのは俳優の上野樹里。そして作曲は、上野の夫である和田唱だ。香取と上野は、2016年にドラマ『家族ノカタチ』(TBS系)で共演。SMAP解散騒動で揺れる中、上野とともにその季節を乗り越えたという絆がある。加えて香取は、上野と和田らしいパートナー感も「すごく面白いんですよ」とインタビューで語った。

 それぞれの感覚を尊重することで育まれる、それぞれのパートナーの形。そこで生まれる信頼関係を愛しく思うことで、また新しい縁が繋がっていく。香取が今、新しい地図を広げて探しているのは、そんな新たなパートナーとの出会いなのかもしれない。今秋、『第37回ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト最終選考会』のゲスト審査員に決定したことでも話題を集めている香取。まだ見ぬ新たな出会いから生まれる“何か”が、これからもたくさん私たちのもとに届くことを期待してやまない。

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