NEWS、サブスク解禁を機に聴きたいのは? 「weeeek」「さくらガール」「夜よ踊れ」……代表曲から隠れた名曲まで

 2024年にデビュー21周年を迎えるNEWSが、全500曲をサブスク解禁することを発表した。結成記念日となる9月15日には、デビュー曲「NEWSニッポン」から「ギフテッド」までの全シングル、さらに10月1日には『touch』から『JAPANEWS』までの全アルバムが配信される予定だ。

 今回はシングル曲に焦点を当て、今聴きたいNEWSの楽曲6曲を厳選して紹介していきたい。

「weeeek」

NEWS - weeeek [from METROCK2023 TOKYO]

 最初に紹介するのは、2007年11月7日にリリースされた7thシングル表題曲「weeeek」だ。人気ボーカルユニットのGReeeeN(現:GRe4N BOYZ)が書き下ろしたこの楽曲は、言わずと知れたNEWSの代表曲である。

 この楽曲は、クリムゾン(現:新都ホールディングス株式会社)が展開するカジュアルブランド「RUSS-K」のCMソングに起用され、NEWS自身もイメージキャラクターとして同CMに出演した。リレー形式のダンスによって、メンバーがどんどん変わっていくキャッチーな構成が話題となり、オリコンによる「2007年12月度CMタイアップ好感度ランキング」では1位を獲得している。

 特筆すべきは、なんといっても全国的な認知度の高さだろう。平成は今なおそうであるように、タイアップ曲による宣伝効果が非常に高い時代だった。だからこそ、耳に残る名曲が数多く生まれ、幼少期や青春時代に聴いた音楽は大人になっても記憶として残っている。そんな時代に高感度1位を獲得した楽曲だ。NEWSファンでなくとも「weeeek」が好きだという人は多い。NEWSが2023年から2年連続で出演している音楽フェス『METROPOLITAN ROCK FESTIVAL』では、同楽曲で不特定多数の観客を巻き込み、会場をとてつもない熱気で沸かした。

 1週間をテーマに描かれたこの楽曲は、毎日頑張る人に向けた応援歌ではあるが、決して特別でも大げさでもない等身大の自分を応援しているのがこの楽曲の魅力だ。「また明日も頑張るか」と思わせてくれるような、日常生活に寄り添った楽曲のテンションが多くの人の共感を得たのではないだろうか。

「さくらガール」

NEWS – さくらガール [from METROCK2024 OSAKA]
少年忍者【さくらガール】Arena Concert 2024 The Shining Starより

 続いて紹介する「さくらガール」は、2010年3月31日にリリースされたNEWSの12thシングル表題曲だ。NEWSの中でも数少ない失恋ソングで、歌詞では散りゆく桜に失った恋人を重ねる心情が描かれる。後輩の間でも度々カバーされており、直近では、少年忍者が5月に開催した横浜アリーナ単独公演で同楽曲を披露した。

 落ちサビの増田貴久の甘い歌声は、曲中の恋人たちが幸せだったころを彷彿とさせ、より切なさを助長する。NEWSの楽曲提供者としてお馴染みのヒロイズムとHacchin' Mayaが手がけた本作。同じタッグによる失恋ソング「恋を知らない君へ」も負けず劣らず名曲なので、ぜひ聴いてみてほしい。

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