GLIM SPANKY、さらなる飛躍への幕開け メジャーデビュー10周年記念ライブで確かめた成長の道程

GLIM SPANKY、メジャー10周年ライブレポ

 その後も「リアル鬼ごっこ」や「大人になったら」など、 GLIM SPANKYの初期曲を惜しみなく披露し「Circle Of Time」で本編は終了。鳴り止まぬ拍手と歓声のなか、ステージに戻った5人は疾走感あふれるロックチューン「Fighter」、アコギの軽やかなカッティングが初夏の風を思わせる「風にキスをして」と新曲を2曲披露し、「懐かしい、でもずっとやってきたこのロックンロールで最後に盛り上がってください」と松尾が叫び「Gypsy」とともに幕を閉じた。

GLIM SPANKY(撮影=上飯坂一)

 音楽のみならず、映画や文学、ファッションなど自分たちの好きなカルチャーをたっぷりと吸収しつつ、それを「現在進行形のロックンロール」として鳴らし続けてきたGLIM SPANKY。亀本はライブの最後に「僕ら、10年経ってもまだまだやりたいことがたくさんあります」と語っていたが、常に前を向き新しいことに挑戦してきた彼らにとって、今回のアニバーサリーツアーは単なる過去の総括ではなく、「さらなる飛躍」のための重要な契機になっただろう。おそらく、11月リリース予定のベストアルバムは、その新たな幕開けを象徴する作品であるはずだ。

GLIM SPANKY(撮影=上飯坂一)

GLIM SPANKY『The Goldmine』インタビュー 自らのクリエイティビティ=“金脈”と向き合った傑作に

GLIM SPANKYが、通算7枚目のアルバム『The Goldmine』をリリースした。直訳すると「金脈が見つかる鉱山」という…

GLIM SPANKY、「不幸であれ」のフレーズの裏にある希望と愛 原点回帰のサウンドで表現する“本当の幸せ”

今年8月に通算6枚目のアルバム『Into The Time Hole』をリリースしたばかりのGLIM SPANKYが、新曲「不幸…

関連記事

インタビュー

もっとみる

Pick Up!

「コラム」の最新記事

もっとみる

blueprint book store

もっとみる