開演前に行なわれた囲み取材では、新型コロナウイルスに感染し8月11日まで一時活動を休止していたリーダー大橋が先陣を切って元気よく「お願いしまーす！」と登場。8月9日に27歳の誕生日を迎えたことについて振られると、「皆さんありがとうございます！　そんな、全然いいですよ！」「せーので『おめでとう』をお願いします！　せーの？」と自らお祝いを記者に促し、笑いを誘っていた。また休養中のことについては「『おかえり』って言ってもらえる、この環境がうれしいなと思いましたね」としみじみ。これを受けて藤原は「誰が抜けても、なにわ男子のフルパフォーマンスは発揮できないので、やはり7人がいいなと思いました」と真っ直ぐ語った。

　また、ここまでのツアーの感想を問われると「めっちゃ楽しいですね。なにふぁむの皆さんも楽しんでくださってますし、メンバーで楽しく、仲良くやらせてもらってます」と西畑。長尾は「（ツアー中に）流しそうめんをしたり、スイカ割りをしたり、花火をしたり。夏っぽいことはできてます」と語り、仲睦まじさを覗かせた。

　また、この日の公演で発表があった通り、2024年末から2025年始にかけて台北、ソウル、香港でのアジア3都市を回るツアーを発表したなにわ男子。この発表にちなんで、台湾の印象を問われた大西は「藤原と一緒に旅行で行きました。CDショップにたまたま僕たちのCDが飾られていてめっちゃ嬉しかったです」とコメント。藤原は「仕事でも行ってるので、俺、1年に3回ぐらい台湾に行っていて（笑）。メンバーにおいしいごはんを紹介したいなと思います！　まず、みんなには小籠包を食べてほしいです」とおすすめした。

　また、今回が人生初の海外という高橋は「どういった経験になるのか楽しみです。今までパスポートだけずっと更新していたので」と前のめり。「気温、こんなに違うんや……とか感じたいです」と独特なコメントを残した。

　会見の最後には長尾が「デビュー会見の際に、『なにわから世界へLOVEを届けたいです』と言ったのですが、アジアツアーが決まって。ようやく世界にLOVEを届けられる機会をいただけたんだなって。これからはより多くの方にLOVEを届けられたらと思います」と喜びを露わにした。ラストは大橋が「日本中、世界中、宇宙中までも愛を届けて皆さんを幸せにしたいです！　精一杯頑張りますので、応援よろしくお願いします！」と宣言した。

　キュートでパワフルな魅力だけでなく、彼らのスキルの高さや大人な魅力、そして7人が束になった際の強さを再確認させてくれた本公演。彼らはアジアという広い舞台で、どんなふうに世界のなにふぁむを魅了するのか、期待が高まるばかりだ。

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