「Mamushi」バイラルチャート首位 ミーガンをも“チーム友達”にしてしまう千葉雄喜の求心力

Viral Chart Focus

 Spotifyの「Daily Viral Songs(Japan)」は、最もストリーミング再生された曲をランク付けした「Spotify Top Songs」とは異なり、純粋にファンが聴いて共感共有した音楽のデータを示す指標を元に作られたランキング。同チャートの7月17日付のTOP10は以下の通り(※1)。

1位:ミーガン・ザ・スタリオン「Mamushi (feat. Yuki Chiba)」
2位:こっちのけんと「はいよろこんで」
3位:suis from ヨルシカ「若者のすべて」
4位:櫻坂46「自業自得」
5位:JO1「Love seeker」
6位:Eric.B.Jr「Wifey」
7位:KISS OF LIFE「Sticky」
8位:ZZEN「flower (feat. Worldname)」
9位:B-DASH「ちょ」
10位:haruka nakamura, urara「Light song」

 今週のSpotifyバイラルチャートは、トップ10のうち過半数を超える6曲が初登場のフレッシュな様相を呈している。なかでも意外な初エントリーとなるのがB-DASH「ちょ」の9位ランクインである。これはB-DASHの元メンバーであるGONGON(Gt/Vo)が急逝したことによりバンドが再注目されたことに起因する動きである。この2002年にリリースされたメジャーデビューシングル楽曲「ちょ」のほかにもトップ100圏内に「情熱たましい」「愛するPOW」「SECTOR」「やまびこ」といった楽曲群が同時にランクイン。このタイミングであらためて幅広いディスコグラフィーに光が当たっていることがわかる。また、今週初登場にして10位にランクインしているのがharuka nakamura, urara「Light song」。この楽曲は、藤本タツキ原作漫画のアニメ映画『ルックバック』主題歌。『チェンソーマン』の作者として知られる藤本の短編マンガを劇場版アニメ化した『ルックバック』だが、興行収入が10億円を突破するヒットとなっていることを受け、その主題歌にあたる「Light song」に注目度も高まっているようだ。心揺さぶるストーリーと儚く繊細なこの楽曲の音像がシームレスに繋がり、映画の情感をそのまま音楽に落とし込んだ「Light song」。劇場版『ルックバック』とあわせてまだまだ話題を集めそうである。

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