今年の『TIF』は何が違う? 塚☆リカ、Aqours、清 竜人25……広がる“アイドル”の多様性

 世界最大のアイドルフェス『TOKYO IDOL FESTIVAL 2024』(以下、『TIF2024』)が、8月2日〜4日にわたってお台場青海周辺エリアにて開催される。すでに第19弾出演者まで発表されており、昨年以上に個性豊かなラインナップが揃った印象だ。

TIF2024 15秒SPOT(TIF2024チェアマン・長濱ねるver.)

 2020年のコロナ禍による『TIF』史上初となる完全オンライン開催などを経て、2023年は観客による声出しとジャンプが解禁され、7万人以上が来場した。『TIF』のメインステージであるHOT STAGEは『お台場冒険王2023 SUMMER SPLASH!』会場内のSUMMER SPLASH スタジアムとして復活し、これまでメインステージとなっていたZepp DiverCity(TOKYO)はHEAT GARAGEとして用意されるなど、最大の動員を記録したコロナ禍前の2019年までとはいかないが、観客の熱狂は従来の水準に戻っていた。

 昨年はさまざまなグループが新プロジェクトとして自分たちのライブステージで新衣装初お披露目や新曲初お披露目などを行うほか、コラボグッズを販売する「TIFプレミア企画」が行われ、『TIF』ならではのステージが展開されたのも印象的だった。様々なアイドルフェスが勃興する昨今においても、『TIF』に来る意義をもたらす、新たな試みだったといえるだろう。

 初出場となったiLiFE!をはじめ、「TIFアイドル総選挙」を勝ち抜いたAppare!、SMILE GARDENのオープニングを飾った佐々木彩夏(ももいろクローバーZ)など、様々なハイライトがあったが、3日目の=LOVE、≠ME、≒JOYという指原莉乃によるプロデュースアイドルグループから、メインステージで大トリを務めた日向坂46までの一連の流れは、「今年もあの夏が帰ってきた」と思わずにはいられなかった。中でも、=LOVEが初のライブステージとなった『TIF2017』の映像をバックスクリーンに流すという演出は感慨深いものがあった。

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