柚希礼音、“元宝塚”の責任を背負い歩んだ道 豪華キャスト&ゲストと作り上げる『REON JACK5』への想い

葛藤や悩み、苦しんだ部分も出しながら奥深い25周年を表現したい

ーー『REON JACK』では、曲によって柚希さんご自身の衣装やヘアメイクはもちろん、見せ方もダンスもガラッと変えられていて。どのように切り替えているんですか?

柚希:宝塚時代も、ショーでは絶対に全場面髪型を変えていたんですよ。前髪をサラサラにしたり、固めたり……どんなに忙しくても髪型を変えて、また違う自分で出ていくというのがテーマだったので。それが今は女性の要素も増えて、男と女、パンツスタイルにドレススタイルとますます幅が広がった感じです。宝塚では全部自分でやっていたんですけど、『REON JACK』でも結構自力でやっていて、ゼエハア言いながら髪型をひたすら変えています(笑)。衣装についても、『4』は白と黒のモノトーンの世界だったので、『5』ではもう少しカラフルな衣装を着たいなとか、ドレスみたいな衣装も着たいなとか、いっぱい夢が膨らんでいるところです。

ーー見どころですね。歌でも、ミュージカルソングから歌謡曲やロックまで、さまざまなチャンネルを使い分けられていますが、いろいろな自分を見せたいというイメージがあるんでしょうか。

柚希:そうですね。25年、ただかっこいいだけでもなく、ただ華やかだったわけでもないので。葛藤や悩み、苦しんだ部分なども出しながら、奥深い25周年を表現したいと思います。そして、それがまた先へつながるように――「これからもいろんなものが見られるのかな」と、期待を感じさせるステージにしたいです。

ーー25周年を経て、今後のビジョンなどは考えていたりしますか?

柚希:宝塚時代から「どういう男役になりたいですか?」と聞かれるのがいちばん苦手だったくらい、「先のことはよくわからん!」という感じで、目の前のことを必死にやっていて、それが次につながってきたんですよね。だから、これからも「こういうビジョンに向かってやります」というよりは、ただ目の前のことに向き合って、「今を生きる」という姿勢で続けていきたいと思っています。

■公演情報
『柚希礼音 25th Anniversary「REON JACK5」』

<CAST>
柚希礼音
汐月しゅう/天寿光希/麻央侑希/綾 凰華/川本アレクサンダー/東島 京

<BAND MEMBERS>
Drums & Band Master:楠瀬タクヤ
Bass:二家本亮介
Guitar:山本陽介
Keyboard:石渡裕貴
Manipulator:谷内翔太(大阪)/今野耕輔(東京)
クリエイティブ・スタッフ
演出・振付:大村俊介(SHUN)
振付:辻󠄀本知彦
音楽監督:石渡裕貴

<東京公演@ヒューリックホール東京>
8月9日(金)18:30/日替わりゲスト:加藤和樹
8月10日(土)【昼】13:00【夜】18:00/日替わりゲスト:黒羽麻璃央
8月11日(日)13:00/日替わりゲスト:西川貴教

<大阪公演@梅田芸術劇場シアター・ドラマシティ>
8月29日(木)18:00/日替わりゲスト:夢咲ねね
8月30日(金)13:00/日替わりゲスト:夢咲ねね
8月30日(金)18:30/日替わりゲスト:井上芳雄
8月31日(土)13:00/日替わりゲスト:大貫勇輔

※開場は開演の45分前

『柚希礼音 25th Anniversary「REON JACK5」』特設サイト:https://reonjack.com/

柚希礼音 オフィシャルサイト:https://www.amuse.co.jp/artist/A8731/index.html
オフィシャルファンクラブ:https://reon-yuzuki.jp/
X(旧Twitter):https://x.com/YuzukiReonstaff
Instagram:https://www.instagram.com/REONYUZUKI_OFFICIAL/

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