4s4ki、DJ KOOと念願の初対面で熱い音楽トーク 世代とスタイルを超えたリスペクト
レコーディングに関する話題では、4s4kiが「原曲のキャッチーなトップラインを活かしながらも、自分らしく崩していくことを意識した」と語りつつ、「過剰なほどのボーカルエフェクトも自分らしさとして大切にした」と話す。DJ KOOが、「そのエフェクトが4s4ki節になっている」とポジティブな反応を見せると、4s4kiは終始嬉しそうな様子を見せた。
音楽に関する原体験の話題では、4s4kiが「幼少期から楽譜を使わずに、耳コピしたものを自分なりにアレンジしてエレクトーンで弾いていた」と、トラックメイクの原点について語る。さらに、「学生時代のアルバイト先で本当に仕事ができないねと言われ続けていたから、音楽以外で仕事をしていく未来がなかった。バイトで貯めたお金で機材を買って、ゲーム感覚でトラックメイクをしていくうちに、『この曲、全然売れるな』って謎の自信が出てきて、私はこれでお金を稼ぎたいと17歳くらいで思った」など、自身のエピソードを赤裸々に吐露した。
そんな4s4kiの音楽制作に対する情熱はもちろん今も続いており、“10年後にどうなっていたいか?”という番組アンケートに対して、「楽曲提供を含めた音楽作家としても活躍したい」と回答したという。DJ KOOがその意図を深掘りすると、「4s4kiというアーティスト(として)以外にも、いろいろなところに届けたい音楽がたくさんある。私は音楽を作ることがすごく好きだから、無限に音楽を作るためには他の人にも提供しないと追いつかない。自分以外の方々にもある意味で協力してもらって、音楽を作ることに繋げていきたい」と話す4s4ki。
これに対して、DJ KOOは「4s4kiさんの楽曲を聴くと、新しいものや今の時代に出てきた音を取り入れてるから、いろいろなアウトプットができる要素を持っていることがわかる。クラシックなどの影響も受けているから、絶対に耳がよくなってる。例えば今活躍しているアイドルの楽曲を聴いて、私ならこう作るなって想像してみたり、テーマを持ったアニソンとかにもチャレンジしてみてほしいな」と、大きな期待を寄せた。
また、アウトプットに欠かせないインプットの話題では、DJ KOOが最近ライブに足を運んで感銘を受けたという、日本のサルサバンド オルケスタ・デ・ラ・ルスについて語る。「ボンゴ、コンガ、ドラムとかリズムセクションが4つあって、それぞれがどのリズムをキープしてるかわからないほど複雑。全部三連符でまともにハマってないリズムをずっと叩いてるのに、一つになってる感じがする。キックは使わず全部パーカッションだったりして、とにかく発想が自由。リズムの原点を見た」と、その感動を伝えた。
4s4kiも異国の音楽に興味があるようで、最近はカリブ海の島国で生まれた、ドラム缶から作られた打楽器・スティールパンに触れた際の所感として、「大きさによって出せる音階が決まっていたりして、限られた中でも自由な発想が出せる。普段はソフトの打ち込みで音楽を作っている分、自然の中で生まれた楽器に惹かれる」と語る。探求心の高いアーティスト同士ならではのトークに花を咲かせ、「こういう話ができるのが嬉しい!」と喜び合う場面もあり、非常に微笑ましい印象を受けた。
TRFのリーダーとして平成初期から令和まで時代を跨いで活躍し続けるDJ KOOと、新世代のソロアーティストとして国内外に新たな音楽を発信していく4s4ki。世代もスタイルも異なる2人による異色の初対談となったが、お互いに対するリスペクトと音楽への探求心が強く感じられる時間であった。
■リリース情報
配信Single『survival dAnce』
(スマートフォン向けゲーム『モンスターハンターNow』2023TVCMソング)
2024年6月12日(水)リリース
配信URL: https://lnk.to/survival_dance
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