King & Prince、2人で多くの人の心を動かすアイドルとしての輝き 『RIDE ON TIME』で見せる素顔
アイドルの舞台裏に迫る連続ドキュメンタリー『RIDE ON TIME』のSeason 6が、Netflixでスタートした。6月18日からはKing & Prince編が配信されている。7カ月にわたる密着取材を通して彼らの素顔に迫った今回の『RIDE ON TIME』では、2023年に行われた2人体制初のアリーナツアー『King & Prince LIVE TOUR 2023 ~ピース~』を中心に、新たなスタートを切った永瀬廉と髙橋海人の素顔が映し出されている。
2019年に『RIDE ON TIME』でKing & Prince編が公開されてから、実に5年近い年月が経過している。『RIDE ON TIME』はこれまで、さまざまな活動の舞台裏をドキュメンタリー形式で届けてきた。番組では、華やかな活躍の裏にある努力や苦悩、その中で見せる彼らの素顔を垣間見ることができると同時に、トップアイドルとして活躍するために求められるスキルやマインドをどのようにして彼らが培ってきたのかを、私たちは番組を通じて知ることができた。King & Princeにとって、2023年はまさに、永瀬と髙橋、2人のアイドルとしての力量が試された1年だったと言える。大幅な体制の変更を経ても、永瀬と髙橋がKing & Princeをどのようにして成立させてきたか、YouTubeで予告が公開されてからファンのみならず多くの注目が集まっていた。
永瀬は2人体制になって以降、グループのみならず、八面六臂の活躍を見せている。今年1月期のドラマ『厨房のありす』(日本テレビ系)に続き、4月期には話題作となったドラマ『東京タワー』(テレビ朝日系)と、2期連続でドラマに出演。6月27日には、Netflixで映画『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』の世界独占配信が開始する。歌やダンスだけでなく、ドラマや映画など、今まで以上に幅広く精力的に活動することで、アーティストとも違うアイドルとして、ファンが満足できることを、永瀬は強く意識しているようにも見える。YouTubeに公開されている『RIDE ON TIME』の予告では、「あの涙とともに強くなったファンも絶対いると思う」「僕もそのうちの一人」と語っている。自分たちを応援するファンに報いたいという思いには、King & Princeとして、一人のアイドルとして、責任感が人一倍強い永瀬の決意が滲んでいる。
一方で髙橋は以前より、ダンスを中心とした高いパフォーマンス力に定評があった。今はそれに加え、あらゆるシチュエーションを楽しみ、見ている者を楽しませる気持ちが強くなったように思う。5月に大阪で行われた『WE ARE! Let’s get the party STARTO!!』では、怪我により永瀬が出演できないアクシデントに見舞われた。その状況の中、髙橋は「koi-wazurai」を一人で歌いきり、彼のペンライトカラーである黄色一色に染まった京セラドーム大阪で、ひときわ大きな歓声を浴びていた。また中盤には、永瀬の代演としてTravis Japan 松田元太を招き入れ、King & Princeの新曲「moooove!!」を披露。髙橋と松田ならではのエモーショナルなステージで会場を大いに沸かせた。髙橋のアイドルとしてどんな状況でも人を笑顔にする力は、ピンチすら特別なパフォーマンスに変えるなど、まさに太陽のような強い明るさを感じる。