乃木坂46 清宮レイ、卒業までに訪れたターニングポイント “4期生”であることを大切にした2000日

 乃木坂46 清宮レイがグループからの卒業を発表した。

 乃木坂46では5月22日に阪口珠美の卒業がアナウンスされており、その3日後の25日に清宮が発表したということで、卒業ラッシュのイメージは否めないものの、清宮は自身のブログを通じて「二十歳の区切りに、新しい世界に挑戦してみようと決心しました。卒業のことはかなり前から心に決めていました」と決心に至った経緯を綴っている。卒業タイミングは35thシングル『チャンスは平等』のすべての活動を終えた7月中旬。7月15日に行われる配信ミニライブ内にて阪口と合同で卒業セレモニーが行われる。

 およそ5年半、乃木坂46として活動した清宮。加入当初アピールしていたのは、帰国子女としての“英語”と抜群の運動神経から繰り出される“アクロバット”だった。5歳から小学4年生までアメリカ・サンフランシスコ近くのフォスターシティに住んでいたことからの英語力は、バラエティや後述する舞台、YouTube企画など様々な場所で発揮され、特に29thシングル表題曲「Actually…」冒頭の英詞〈「You know I need to find something,real bad...」〉は、清宮を象徴する楽曲パートのひとつとなった。5月31日深夜放送の『バナナマンのバナナムーンGOLD』(TBS系)では、番組にゲスト出演していたばかりの清宮の卒業に触れ、「Actually…」がオンエアされた。

 アクティブで天真爛漫な人柄は、6月6日に公開された『のぎ動画』の企画「乃木坂あそぶだけ」で同期の柴田柚菜、筒井あやめ、松尾美佑と出かけた「アスレチックであそぼう!」を見ても健在。負けず嫌いかつポジティブな性格から、2022年に生配信された『乃木坂46時間TV』でティモンディ・高岸宏行とのコラボが実現している。ちなみに、配信内に生まれた「僕は応援団長、清宮です!」と三三七拍子を唱えるキャラクターは、ファンのあいだで語り草となっている、卒業までにどこかでもう一度見たい姿である。バラエティ面では『ラヴィット!』(TBS系)のシーズンレギュラーとして出演。彼女の最大のチャームポイントである周りに伝播していく笑顔が、朝の番組にマッチしていた印象だ。

 清宮にとってターニングポイントのひとつとなったのが芝居の経験だ。2021年に参加した大人計画の舞台『3年B組皆川先生〜2.5時幻目〜』を皮切りにして、2022年に行われたジャルジャル×ノーミーツによるコメディ演劇『夢路空港』では前田敦子と共演。ヒロインを務めた映画『死神遣いの事件帖 -月花奇譚-』のほか、今年4月にはニッポン放送とヨーロッパ企画による舞台『鴨川ホルモー、ワンスモア』に出演し、楠木ふみという自身とは真逆とも言える新たな役を瑞々しく演じ切った。

清宮レイ INTERVIEW/『鴨川ホルモー、ワンスモア』

関連記事