BE:FIRST史上最高難度の「Masterplan」 迫力と正確さを両立させるパフォーマンスのすごさ
BE:FIRSTが4月24日にリリースしたConcept Singleの表題曲、「Masterplan」の広がりに注目が集まっている。同曲は「Billboard JAPAN 総合ソング・チャート“JAPAN Hot 100”」で1位を獲得。MVの再生回数も2000万回を突破(5月10日時点)しており、まだまだ記録は伸びていきそうだ。
そんな「Masterplan」の振り付けは、「俺とReiNaがダンス・ショーケースで踊るような濃さとこだわり、質感を存分に出したコレオ」とSOTAが語っているように、“BE:FIRST史上最高難易度のコレオグラフ”と言われており、前作の「Mainstream」に続きメンバーのSOTAと、国内外で活躍するダンサーのReiNaがコレオグラフを担当している。本稿では、そんな「Masterplan」のダンスとパフォーマンスに注目してみたい。
4月22日にYouTubeで公開されたMVはストーリー仕立てになっており、ダンスのシーンはそこまで多くない。ダンスシーンはサビ程度で、2番のサビはメンバーそれぞれがソロで踊っていたため、7人全員で踊っている姿はほんの少しであった。しかし、4月24日に同チャンネルでDance Performance動画がアップ。1曲を通してどういった振り付けなのかが見え、さらに4月26日にアップされた定点カメラで撮影されたDance Practice動画でその全貌が見えた。
『ライブ・エール』(NHK総合)出演に伴いNHK MUSICのYouTubeチャンネルで公開された「【Masterplan】ビーファ史上最高難易度の振り付けの舞台裏」の中で、「シルエットだったり、スピード感的にはそんなに難しくないんですけど、かっこよく踊るのは難しい振り」とSOTAが語っている通り、動き自体が速かったり、難易度の高い動きがすこぶる多いわけではない。だからこそリズムの取り方やアクセントの付け方、アイソレーションの入れ方などが難しいのだ。例えば、〈M-A-S-T-E-R-PLAN〉での繊細な首の動きからの、〈飾りじゃない 代わりはないこれが〉でのダイナミックな動きに繋がっていく緩急の付け方はわかりやすいのではないだろうか。しかもDance Practiceを見るとそれぞれのニュアンスもきちんと揃っている。さらに、「Mainstream」でも感じられたが、音ハメのやり方には特徴的な“SOTA節”があり、それを正確にキャッチアップする難易度も高そうだ。