太川陽介、認知症公表の蛭子能収と5年ぶりに再会 変わらずのタレント性に「ちゃんとオチが言える」
太川陽介が自身のYouTubeに「蛭子さんと5年ぶりの再会。【後編】」を更新。『ローカル路線バス乗り継ぎの旅』(テレビ東京/以下、バス旅)で長年共演した盟友の漫画家・蛭子能収と5年ぶりに再会を果たした動画の後編を公開した。
太川は、2020年7月に認知症(レビー小体型認知症とアルツハイマー型認知症の合併症)を公表した蛭子と5年ぶりに再会する動画の前編を5月1日に公開。動画は4月25日に撮影されもので、自分のことを覚えているか不安だった太川だが、5年ぶりの再会に「太川です。覚えてる?久しぶり」と声を掛けると、蛭子は「覚えてますよ」と応え、蛭子が好きだと言っていたつばめグリルのハンバーグを食べに店内へ。『バス旅』に関しては「そんな番組出てたっけ?」と思い出すのに少し時間がかかりそうだったが、大好きな競艇の話には即答するなど蛭子らしさを覗かせ、盟友との再会を懐かしんだ。
後編では、ハンバーグを食べながら『バス旅』のマドンナの話をマネージャーが振るも、覚えていない蛭子だが、撮影に同席した女性記者の肌の綺麗さをベタ褒めし、「人を褒めることが珍しい」と驚く太川。食事を堪能し眠くなってきた様子の蛭子に「いつも眠くなるんだから、バスの中でいつも寝てたよ。うそ寝が半分あったけど」と太川が言うも、蛭子は「忘れちゃった」とポツリと囁いていた。
2人のやりとりに蛭子は「こうやって時間を使って、贅沢すぎる」とつぶやくと、太川は「贅沢しなきゃ。もう贅沢していいんだから。誰も文句を言わないよ。たまに奥さんがダメって言うかも」と優しく声をけると、「涙出てきちゃう。うれしい太川さん」と感激。お互い照れるかのように笑い、太川が「今戻ってきてるね感覚が。面白い蛭子さんが戻ってきてるよ」と言うと、「前はそう言うふうに言われてたみたい」と蛭子が思い出す。蛭子のマネージャーが「みんなが優しくしてくれてありがたい。今日も泣いてたじゃないですか、ありがたいってほんとに思ってる」と良いことを言うと、蛭子が「騙されてるよ」とつっこみ、太川が「ちゃんとオチが言える」と嬉しそうな表情をしていた。
太川は「もうちょっと遊ぼうよ。今度競艇行こうよ」と約束すると、「うん」と小さく返事を返した蛭子。そこから「どうもありがとうございます」とまとめに入る蛭子に、太川が「何でまとめるのよ」とつっこみながらも「もう帰るか」と声をかけ、「うん、疲れてきたね」と、蛭子のブレないマイペースなやりとりもどこか懐かしい。
店を後にし、太川は蛭子の腕を組み一緒に散歩。『バス旅』で何十キロも歩いた思い出を語り、目的地につき、太川は「じゃあね蛭子さん、またね。今度競艇で」と見送り、別れを惜しむように何度も振り返った蛭子の姿が印象的だった。
『バス旅』のことを忘れている様子の蛭子だが、彼の性格を知り尽くした太川と話していくうちに表情が柔らかくなっていき、昔のような掛け合いも見せるようになる姿が実に感動的で、名コンビ健在と思わせる動画となった。