関口メンディー、グループ卒業と退社を報告 GENERATIONSは6人で武者修行&“サポートメンバー”募集も

 関口メンディーが6月25日をもって所属するGENERATIONS、EXILEを卒業し、株式会社LDH JAPANを退社することを発表した。5月1日に関口の卒業とグループの今後に関する会見が、関口のほか、GENERATONSの白濱亜嵐、片寄涼太、数原龍友、小森隼、佐野玲於、中務裕太のメンバー7人が参加する形で開かれた。

小森隼

 まず、関口の卒業の経緯について小森が説明した。卒業したいという思いを初めて聞いたのは2022年、GENERATIONSが10周年を目前とする時期だったという。10周年イヤーに開催されたアリーナツアー『GENERATIONS 10th ANNIVERSARY YEAR GENERATIONS LIVE TOUR 2023 “THE BEST”』を走り抜いた後に、グループを卒業したいという思いに、メンバーは驚き、引き止め、何度も話し合いを重ねてきた結果、関口は6月25日に卒業、退所することを決めたと話す。

関口メンディー

 関口はその決断を2つの理由から説明する。一つは、GENERATIONS、そしてLDHという実家のような温かい場所に居続けていいのだろうかと思うようになったこと。意志が弱い自分だからこそ、「今こそ自分の足で立って、精一杯頑張っていくことが僕は親孝行に繋がるんじゃないのか」と思ったという。もう一つが、家族のこと。関口は日本人の母とナイジェリア人の父の間に生まれた。母子家庭に育った関口は小学生の頃に、学校行事で母からの手紙にあった「メンディーには日本と世界の架け橋になってほしい」という言葉がずっと心にあり、当時10歳だった関口少年に、日本と世界の架け橋になっている自分を見せてあげたいと思うようになったという。「自分のルーツを辿っていくほど、日本のみならず世界で活躍できる人になりたいなという思いが強くなっていきました」と関口はまっすぐな目線で語った。

白濱亜嵐

 グループのリーダーである白濱は、「正直LDHにいたままの方がいいんじゃないか」「GENERATIONSにいた方が夢を叶えられるんじゃないか」「僕自身としてはメンディーがGENERATIONSに戻ってくるという選択肢はないです」と素直な思いを吐露しながら、「僕たちは決して喧嘩別れではないんですよ」とこれから卒業するにあたって出るであろう噂は払拭しつつも、「だからこそ正直難しいというか、モヤッとする部分が残っています」と今でも納得できていない自身の思いを包み隠さず話していく。片寄は、最年長でありながらイジられキャラであった関口に「今後僕らがイジることがなくていいのか」と笑いを取りながらも、寂しさと心配する思いを表情にも強く滲ませる。

片寄涼太

 海外での語学留学から今回の会見のために一時帰国してきた数原は、白濱の思いに共感しつつ、帰りの航空券のグレードアップを関口に要求。中務は関口のことが大好きだからこそ、今回の卒業が納得できず、「怒ってますし、ムカついてます」と感情を剥き出しにする。小森は、自身もこのタイミングでグループの活動をやめる選択肢もあるんじゃないかと考えたこともあったと明かしながら、残された6人はこの選択が間違いではなかったと納得できるように結果を出していきたいと誓い、「メンディーさん、後悔のない道を歩んでください。応援してます」とエールを送った。

 ストリートダンサー時代に関口と出会い、最も長く、深い間柄の佐野は、今回の会見がEXILE HIROのドッキリで、看板を持って「お疲れ!」と登場することを期待していたと笑みを浮かべながらも、「俺は友達なんで、何かあったら助けます。実家って言ってましたけど、戻ってきたいってなったら俺が一緒に頭下げるから。それぐらいの感じです」と不器用ながらも友達として関口に寄り添っていた。

佐野玲於

 6人のコメントを受けて関口は一人ひとりに返答。EXILEとしても共に活動してきた白濱をはじめ、「ジェネのお母さん」的存在だという片寄。数原の航空券のお願いについては「感謝を表す意味でも、帰りの交通費はしっかり出したい」と約束し、数原が「ありがとうございます!」と白い歯を見せる。中務には怒りを伝えてくれたことが嬉しかったとLDHの筋肉担当を継承。バラエティ担当として共に頑張ってきた小森に、今回の卒業に関して最も話し、救いになったという佐野には、「友達として変わらず、また一緒に遊んでもらえたら嬉しいです」と言葉を送ると、佐野は恥ずかしさを紛らすように、コップの水をストローで「ズズズズズ」と飲み切り、顔を見合わせていた。

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