Aisho Nakajima、“居場所”を探している人のためにできること 『東京レインボープライド』出演への思いも
LGBTQ+コミュニティの声を届ける活動に参加する理由
――Aishoさんは、Spotifyが朝日新聞ポッドキャストとともに立ち上げたプロジェクト「PRIDE CODE」の特別番組に出演されました。
Aisho:いろいろな話をさせていただきました。自分自身の育ちのことから、カミングアウトの話、楽曲制作や新曲、今後のことも含めて。あっという間だったし、楽しかったですね。「PRIDE CODE」のテーマ(LGBTQ+コミュニティの多様な声を届けることを推進)はとても大事だと思うし、それこそ自分の居場所を探している人ってたくさんいると思うんですよ。特にクィアの若い子たちはいろいろ悩んでいるだろうし、それは自分も通ってきた道だからよくわかるんです。その子たちがこういうプロジェクトを知ることで、もっと自分に自信を持てたらいいなと思います。
――そして4月21日には『東京レインボープライド2024』(東京・代々木公園/4月19日から21日まで)のステージに出演。どんなライブにしたいと思っていますか?
Aisho:爆アゲのライブにします! 初めてライブで披露する曲もあるし、ずっとパフォーマンスしてきた曲もあって、セトリがパツパツなんですよ(笑)。衣装替えもあるし、ぜひ楽しみにしていてほしいです。『レインボープライド』にはいろいろな人たちが来るし、音楽が好きな人たちだけが集まるイベントではなくて。「同性婚」や「イクオリティ」など、しっかりとメッセージを訴えるイベントで自分がパフォーマンスすることはとても意味があると思っています。僕の音楽を伝えたいというより、『レインボープライド』のテーマや自分が活動している理由を感じてもらえたらすごくうれしいですね。
――音楽にはメッセージを伝える力がありますからね。
Aisho:はい、すごくあると思います。ただ、自分は自分のために音楽をやっていると思ってるんですよ、基本的には。「自分が作りたいものを作る」というのもそうだし、曲を作っていると「昔の自分のためにやっているんだな」ってすごく思うんです。小さい頃の自分を癒すためというか、当時の自分が聴きたかった曲、見たかったものを作ってるんだなって。
――素晴らしいスタンスだと思います。Aishoさんのこの後の音楽活動も楽しみです!
Aisho:ありがとうございます。6月にも新しい曲を出そうと思っているし、『レインボープライド』のステージでも新曲を披露する予定です。今年はシングルをどんどん出したいし、ジャンルとかも考えず、好きなものを作っていきたいですね。フィーチャリングやコラボも増やしたいし、今年は音楽の1年にしたいです。
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