乃木坂46 筒井あやめの覚醒、青春濃度120%のMV……35thシングルアンダー曲「車道側」で更新する“最高”

筒井あやめ、覚醒の時

 今回のMVとフォーメーションは、YouTubeチャンネルで配信された「乃木坂46分TV」にて初解禁となった。センターを務めるのは筒井。その両翼を菅原咲月、冨里奈央が担い、2列目は中西アルノ、小川、3列目は岡本姫奈、奥田いろはがそれぞれ4期生を囲う形で配置されている。卒業を控えた山下美月を送り出す表題曲の「チャンスは平等」に3期生全メンバーが参加していることはつまりアンダー楽曲は、4期生、5期生のみの体制ということを示してもいた。

【アーカイブ】「乃木坂46分TV」生配信!35thシングルアンダー曲「車道側」MV&フォーメーション解禁!

 番組では『乃木坂46 35thSGアンダーライブ』の開催がアナウンスされた。場所は乃木坂46単独としては初めての会場となる有明アリーナで、日程は6月7日、8日、9日。現在、乃木坂46は5月11日、12日の山下の卒業コンサートを筆頭に、6月28日には初となる香港での単独ライブ公演など、多くのライブを控えており、そのなかのひとつに『35thSGアンダーライブ』がある。

 いずれ加入する6期生の存在を考えれば、4期生、5期生だけの『アンダーライブ』というのはこの期間だけという可能性も十分にあり得る。メンバーもそれを知ってか知らずか、今回のアンダーチームが楽しく、雰囲気も違うと口々に話している。それは「車道側」のMVが物語っており、『35thSGアンダーライブ』への期待に直結していくことでもある。

 筒井は『アンダーライブ』初参加にして、ライブの座長を務める。これまでも毎回会場に足を運び、涙を流していたからこそ、「『アンダーライブ』のステージに立てるのが楽しみ」と筒井は意気込み、配信に参加していた4期生メンバーとの円陣の音頭を取っていた。4期生の最年少メンバーとしておっとりかつドライな性格が浸透している筒井。感情が表情に表れにくいタイプであるが、内に秘めた思いは熱い。

 思い出すのは、かつて齋藤飛鳥が『乃木坂工事中』(テレビ東京系)のヒット祈願企画で筒井に送った言葉だ。かねてより筒井を「革命児」だと人一倍気にかけていた齋藤。齋藤がセンターを務めた卒業シングル曲「ここにはないもの」では筒井が裏センターに立っており、その期待の表れ、継承するポジションとも捉えられる。齋藤がヒット祈願で筒井に命名したのは「革命児のウォーミングアップ」であり、「いろんなことがうまくいった時、覚醒の日が訪れるはずです」と記していた。“アンダーセンター”ということをどのように捉えるかは人それぞれであるが、筆者は筒井がそれを前向きに受け止めているように思える。『34thSGアンダーライブ』での中西、『33rdSGアンダーライブ』での松尾といった後輩や同期が大きく成長してきたことを目の当たりにしてきたからこそ、自身も変わる時――覚醒の時であることをきっと予感しているのではないだろうか。

 筒井のほかにも、28thシングル『君に叱られた』以来の『アンダーライブ』参加となる柴田柚菜、活動復帰後の久々のライブ参加となる金川紗耶、5期生では『アンダーライブ』初参加の菅原とそれぞれにとっても特別な思いのこもった期間になるだろう。およそ2カ月後、“史上最強”を更新する『35thSGアンダーライブ』が幕を開ける。

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