木村拓哉を“レジェンド”と呼ばずにはいられない Awichとのパリ遭遇エピソードのスター性

 さらに、木村は「僕が撮影していた作品がフレンチの話だったので」とその場に居合わせた日本人シェフの小林圭とAwichを引き合わせる。小林といえば、ミシュランで三つ星を獲得したパリのフレンチレストラン『KEI』のオーナーシェフ。『KEI』のおいしい料理をぜひAwichにも食べてもらいたいと紹介したという。「“紹介するね”って俺も10分前に会ったばっかりなのに!」と自分でもツッコミを入れずにはいられないフットワークの軽さだ。

 もちろん人気レストランゆえに予約がなかなか取れないことで有名な『KEI』。だが、Awichが滞在している間になんとか予約を入れられないかと木村が頼んだところ「なんとかします!」という話にまとまったという。そして「間違いなく人生の中でトップ3に入るくらい美味しい場所」と、木村の好意を素直に受け取り、幸せな時間を過ごすことができた様子のAwich。だが、木村の気働きは一歩先を行く。

 「お会計の時間になったときに、“ここは、木村さんが……”って言われたときに、“うわーやられたー!”って思ったし、キムタクレジェンダリーストーリーのなかに私が今いるんだみたいな。武勇伝の中に私、今いる!って」と興奮気味に語るAwichに「別に武勇伝じゃないから! 普通のコミュニケーションだから」とサラッと言ってのけるところも含めて、しびれる展開だった。感動のあまり「The日本の宝。レジェンド」という単語しか出なくなったAwichに「何言ってんですか、今日ちょっとリリックがまとまってないですよ(笑)」と照れる木村。

 そんな粋なはからいをした木村にAwichもお礼をせずにはいられないと、帰国後日本からパリにいる木村の滞在先のホテル宛にお礼の品物を贈ったそう。受け取ったときの心境を「うわ、マジか。そんなことしてくれたんだ、と思って。すげー素敵なお皿で。ありがとうございます!」と語る木村の言葉を聞きながら、この気持ちを直接伝えたいという思いもあって、こうしてラジオゲストという場を設けたのではないかと思えてくる。

 「こいつカッコいい」と言いたくなる人からも、「カッコいい!」と言わしめた木村。どうしたら出会えた人を楽しませることができるのか。そのために自分が今できることは何かを考えて実行に移していく。その一つひとつの縁と「ありがとう」の積み重ねが、木村拓哉を「レジェンド」と呼ばずにはいられないスターにしていったのだろうと実感する瞬間だった。

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