宇多田ヒカルが、本日4月1日より放送開始の伊藤忠商事新TVCM『おかげさまで、幸せです』篇に出演。同CMには、新曲「Electricity」も起用され、ベストアルバム発売に先行して楽曲初公開となった。

　現在展開されている同企業広告キャンペーンでは、『「おかげさまで」が、地球を回す力になればいいのに。』というキャッチコピーが掲げられている。これには、次世代からは「おかげさまで」と言われるように、考えた選択が地球を回していく力になれば、という願いが込められているという。

　TVCMのキーアイテムは、地球を外から眺めることのできる魔法の望遠鏡。CMは、宇多田がそれを覗き、様々な時代と場所の商人を見て、地球の未来に思いを馳せて笑顔を見せるというストーリーに。そんなSF的な世界観とCM楽曲「Electricity」が響き合い、たとえ遠く離れていても、時空を超えていたとしても、想いは伝わる、届くということを伝えるものとなっている。

　今回、宇多田が出演するシーンの撮影は、宇多田の活動拠点であるロンドンで敢行。ロンドンの東側にある、ストリートアートや古着屋が多くあるカルチャーの街 ブリック・レーン地区のとあるビル屋上で行われた。

　宇多田出演パートの撮影は、日が落ちた18時頃からスタート。この日の最低気温は1度で風も強く、冬らしい寒さのロケに。今回、宇多田の撮影ロケーションはビル屋上の1カ所だけだが、その中でもカメラアングルを変えながら複数のカットを撮影した。望遠鏡を覗く顔の高さや角度の調整や、芝居の表情についてなど、宇多田が監督と細かくやり取りをしながら、撮影はスムーズに進行。全部で7つのシーンを約3時間で撮影した。

　なお、本TVCMの放送に先がけて、ティザーCM『おかげさまでが地球を』篇を3月25日より放送。宇宙飛行士の野口聡一と宇多田がナレーションを担当しており、伊藤忠商事公式 YouTubeで視聴できる。また、渋谷駅スクランブル交差点周辺のビジョンにて、4月1日から4月7日まで、『おかげさまで、幸せです』篇60秒CMをテレビオンエアに先駆けて展開する。

宇多田ヒカル　インタビューコメント

Q）キャッチコピーの「おかげさまで」について感じられたことを教えて下さい

誰も一人では生きていけないので、日々の暮らしの中で身近な人にもそうじゃない人にも、それと今の瞬間に感謝してます。困った時こそそういうことを感じ易いので、困るような状況に陥ることも大事なことだなと思ってます。周りの人たちに頼れるようになってこそ、自立した人間になれたということだと思います。

Q）楽曲「Electricity」の歌詞に込められた思いを教えてください

私が自分の中から、人から、宇宙と地球から感じる不可視なエネルギーや波動とその不思議で強力な結びつきを表現しました。「SCIENCE FICTION」というアルバムタイトル通り、地球に移住してきたり観光に訪れた宇宙人二人が地球で出会うというSF物語のような設定の歌詞世界です。宇宙人の話を描いていたのに最終的に人類への気持ちとか、この世で人間として生きることの意味に辿りついて自分でもびっくりしたところで、完成しました。

■TVCM概要
伊藤忠商事新TVCM『おかげさまで、幸せです』篇（60秒／30秒）
TV-CM楽曲：「Electricity」／宇多田ヒカル
放映開始日：4月1日（月）
放送地域：全国
公式サイト：https://www.itochu.co.jp/ja/corporatebranding/topics/2024/tvcm_spring.html