高城れに「どんなことがあっても幸せでいる」マインド “初めて”のことからスタートした2024年

高城れにへの期待はメンバー初の海外作品への単独出演?

 振り返れば、高城はももクロのいろいろな“初めて”を担ってきた。ソロコンサート(2015年)、CMへの単独出演(SUZUKI「エブリイ」/2019年)、連続ドラマへの単独出演(NHK『彼女が成仏できない理由』/2020年)、そして結婚――。今回の『最高の家出』も、メンバーのなかでいちばん乗りとなる舞台単独主演だ。となると、2024年も含め、今後の高城の活動も“ももクロ初”のものになるのではないか。

高城れに【LIVE】まるごとれにちゃん(from 1stソロアルバム『れにちゃんWORLD』初回限定盤Blu-ray収録「まるごとれにちゃん0202スプリングツアー2021」)

 そこで個人的に期待したいのが、役者としての海外作品への単独出演だ。高城は『最高の家出』出演についても、「私はお芝居を見るのが好きなので、いつかやってみたいと思っていたんです。それも周りに甘えられない状態の中で、1人ぽんと飛び込んでやってみたいという夢がひそかにあったので、ずっとマネージャーさんに相談してたんですよ」「私が見てきた作品に自分も仲間に入れるようなお芝居がしたい、本格的に役者さんたちとご一緒させていただいていろいろなものを吸収したいって」と語っていた(※2)。今回、それが叶ったことでより役者業への意欲は高まったはず。さらに「1人でぽんと飛び込んでやってみたい」という気骨もあることから、自分で動いて、国内だけでなく海外の舞台や映画へチャレンジすることも十分考えられる。

 アイドルとして15年以上のキャリアを誇り、しかも路上ライブから国立競技場まで上り詰め、プライベートでは出会いや別れがどういうものかも知った。そういった経験は俳優として代えがたい武器となる。高城はこれから演技の仕事でもさらなる進化を遂げ、頭角をあらわすのではないだろうか。

※1:https://natalie.mu/stage/news/559826
※2:https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00581/00078/

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