BE:FIRST RYUHEI、尾崎世界観と対談 垣間見えた音楽に対する貪欲な姿勢

 BE:FIRSTのラジオ番組『Amazon Music MILLION BILLION』(J-WAVE)。番組内の月替わりコーナーでは、メンバーが今気になる音楽やカルチャーを深掘りしており、それぞれ感性を磨き続けている。同コーナーの1月担当はグループ最年少メンバーのRYUHEIで、尊敬するアーティストであるクリープハイプ・尾崎世界観を迎えて対談を行なっていた。そのやり取りからはRYUHEIの音楽に対する貪欲さが垣間見えたのではないだろうか。

 というのも、RYUHEIは大先輩となる尾崎と積極的に意見交換をしているのである。1月6日放送回では、まずRYUHEIが特に好きなクリープハイプの楽曲を3曲列挙。「一生のお願い」、「キケンナアソビ」、「身も蓋もない水槽」を挙げ、1曲ずつ自分がいいと思うポイントを話していた。以前、BE:FIRST公式YouTubeチャンネルにアップされた「RYUHEIのコーヒー研修」内でもバリスタに対して自分の感じたことを伝えていたことがあったが、今回もしっかりと感情を言語化していたのがRYUHEIらしい。尾崎もそれに対してソングライターとしての意図を丁寧に語っていたこともあって、この対談を経てRYUHEIの音楽性はさらに高まっていくであろうことが想像に難くない。

 また、歌に対する視座も高かった。1月13日放送回では、「(歌詞を)書いてからレコーディングじゃないですか。自分が書いた歌詞をレコーディングする時に、その気持ちを起こすのって難しいのかなって」と、尾崎がレコーディングにどんな気持ちで臨んでいるのかを質問。尾崎は「気持ちは入れてない。ライブでもそう」、「曲を作ってる時に(気持ちを乗せることは)100%できているから」、「歌に気持ちを乗せようとすると、押しつけがましくなる気がして」と、らしい持論を展開しており、RYUHEIは同意したり、驚いたりと熱心に話を聞いていた。アーティスト同士が故、共通言語も多く、より深いところまで気づきがあったのではないだろうか。そして、「歌」という自身にも活かせるポイントに絞った問いかけをしていたことで、彼の歌に対する意欲を感じることができた瞬間でもあった。

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