SEVENTEENの弟分・TWS、“最高の期待の星”から“最高の新人”へ 決意示したデビューショーケース
SEVENTEENらが所属するHYBE傘下レーベルのPLEDIS Entertainmentから約9年ぶりにデビューした新人ボーイグループ・TWS(読み:トゥアス)が、デビュー当日となる1月22日に韓国・ソウルのブルースクエア マスターカードホールでメディアショーケースを開催した。
2003年から2007年生まれの6名で構成されるTWSは、平均年齢17.8歳。グループ名は一日を表す“24”と一週間を表す“7”を組み合わせた「TWENTY FOUR SEVEN WITH US」を表す略語で、「一日24時間、一週間ずっとすべての瞬間をTWSと共に」という意味が込められている。1月22日にリリースされた1stミニアルバム『Sparkling Blue』の制作統括をSEVENTEENの生みの親であるPLEDIS Entertainmentのハン・ソンスマスタープロフェッショナル(MP)が務めていることでも知られ、“PLEDIS”のDNAを継承するグループとして大きな注目を集める新星だ。
この日、メディアの前に姿を見せたSHINYU(シンユ)、DOHOON(ドフン)、YOUNGJAE(ヨンジェ)、HANJIN(ハンジン)、JIHOON(ジフン)、KYUNGMIN(ギョンミン)。少々緊張感を漂わせながらも堂々とした顔つきで登壇し、待望の正式デビューを飾った。
晴れ姿を収める個人フォトセッションでトップバッターを務めたのは、“ダンス、歌唱、すべてに優れているマルチエンターテイナー”だというYOUNGJAE。「かわいらしさとカリスマを行き来する多彩な魅力の持ち主」と紹介された彼は、9歳の頃からダンスを始め、長い練習生歴を持つメンバーでもある。デビューを迎えた感想を問われると、「夢が叶ったことを実感できて本当に幸せです。この気持ちを忘れず、一生懸命頑張るTWSになります」と噛み締めるようにコメントしていたのが印象的だった。
「明るくて華やかな笑顔の持ち主」という紹介通りの朗らかな表情を印象づけたのは、優れた才能と誠実さを兼ね備えた努力家だというJIHOONだ。年下メンバーながら、安心感のある風格には、「最精鋭メンバーで構成されている」と所属事務所からもお墨付きのTWSの層の厚さを思わせた。
“表現力の職人”と称されるHANJINは、日頃からメンバーの思い出をカメラに収めるTWSの写真家。リアルタイムでファンと交流できるグローバルファンダムライフ・プラットフォーム『Weverse』では、鏡越しにメンバーと撮ったツーショットやポラロイドカメラで撮影したエモーショナルな写真の数々をアップし、ファンを喜ばせているようだ。
魅力的なハスキーボイスの持ち主であるDOHOONは、凛々しい表情でカメラに向けるまっすぐな視線から一見クールなキャラクターかと思いきや、実はTWSの仲のよさを生み出すムードメーカーなのだそう。年上メンバーとしても積極的にチームを盛り上げる様子は、今後もさまざまな場面で垣間見えることだろう。
“明るくて元気あふれる誰もが認める末っ子”と紹介されたKYUNGMINは、TWSのボーカルを牽引するメンバーのひとりだ。一度聴いたら忘れられない歌声を持つカリスマ性と末っ子らしいジェスチャー、その多彩な魅力には、きっと誰もが釘づけになるに違いない。
最後に登場したのは、最年長の“頼もしいお兄さん”、リーダー・SHINYU。「格別なビジュアルとフィジカルを持ち、目つきと左のえくぼが魅力的」だと紹介されると、撮影中には「えくぼがよく見えるようにポーズを」と声がかかる微笑ましいシーンも。明るい笑顔とステージ上で魅せる強烈なカリスマとのギャップに注目したいメンバーだ。
1stミニアルバム『Sparkling Blue』には、タイトル曲「plot twist」をはじめ、「unplugged boy」「first hooky」「BFF」「Oh Mymy : 7s」の計5曲を収録。デビュー同日18時に正式公開されたタイトル曲「plot twist」のMVのメディア最速解禁と、同曲の世界初パフォーマンスが行われた。新学期のときめきを描いた本楽曲には、緊張感とこれから一緒に過ごす時間への期待感が同時に盛り込まれ、初々しい出会いを表した爽やかなサウンドがTWSの清涼なエネルギーを体現している。JIHOONは「初めて聴いた時、コーラスに中毒性があってその場で大きな衝撃を受けた。日常でも口ずさんでしまうようなメロディで、歌詞のなかのキャラクターが僕たちのイメージとよく合っていた」と振り返る。SHINYUが語った振付の見どころは、サビ全体。なかでも、〈첫 만남은 너무 어려워〉(初めての出会いは難しすぎる)という歌詞で腕を組み、首を左右に振る動作がポイントだとして、「表情にもたくさん工夫していますので、ぜひ楽しみにしてください!」と自信を見せた。
今回、『Sparkling Blue』のWeverse Albums ver.のカバーデザインには、1990年代に人気を博した漫画家 チョン・ゲヨンの作品『unplugged boy』の原画が提供された。これと同名の収録曲「unplugged boy」について、YOUNGJAEは「大好きな曲です。チョン作家の代表的な作品でもある原作のイラストをアルバムに収められて光栄ですし、本当に愛情を持っている楽曲のひとつです」とコメント。DOHOONも「僕たちも漫画を読みましたが、TWSのアイデンティティと通じるものがありました」とチョン作家への感謝を述べた。
一方、1月2日に音源先行配信、5日と6日には2種類のダンスプラクティス動画が先行公開された「Oh Mymy : 7s」は、「7秒以内に自分の魅力をすべて見せる」という自信を盛り込んだ一曲。SHINYUは「爆発的なパフォーマンスが際立つ曲」と語り、絶え間なく織り込まれているカル群舞を見どころに挙げた。本楽曲の振付は、韓国のダンススタジオ・1MILLION DANCE STUDIO専属振付師のYUMEKIが手掛けており、一度耳にすれば癖になるサビのメロディに合わせた動きが特徴だ。
16日にYouTubeで公開された「TWS (투어스) Prologue The Full Story」には、HYBEのパン・シヒョク議長をはじめ、ハン・ソンスMP、プロデューサーのBUMZU、そしてSEVENTEENのメンバーが練習の成果を見守り、激励する場面も収録されているが、この時のことについてDOHOONは、「パン議長が『一生懸命練習したのが感じられる』『(これからが)楽しみだ』と言ってくださり、これまでの時間が無駄にならなかったんだと思えた」と明かした。