SEVENTEENの弟分・TWS、“最高の期待の星”から“最高の新人”へ 決意示したデビューショーケース
さらに、今後どのような音楽を届けていくのかについて、KYUNGMINは「一緒にいつどこでも気軽に楽しめるリスニングポイントを作る」と宣言。JIHOONは、日常のなかで美しい感傷を呼び起こす幻想的で感覚的なTWSの独自ジャンル“Boyhood Pop”に言及し、「一小節ごと、音符ごと、そして歌詞に、少年時代の自然な物語を織り込んでいきたいと思います」と確立されたグループのビジョンを示した。
イベント後半に行われたメディアからの質疑応答では、事前に司会者から「初めてで緊張すると思いますが、言いたいことを思う存分に言ってください」と背中を押され、メンバーは少し肩の力を抜きながら頷く様子を見せていた。
今回、ミニアルバムが世界各国でもリリースされたことに伴い、KYUNGMINはまず、「世界中の方々がTWSの音楽を聴いて幸せを感じていただきたいです。幸せなエネルギーをお届けできればと思います」とグローバル活動における目標を掲げる。近年、清涼コンセプトのグループが多いなかで、TWSを差別化する方法は、「6人のメンバーのシナジーで表現される立体的な清涼感と青々しさ」にあると語ってくれた。
また、ロールモデルにしているアーティストについては、DOHOONが「SEVENTEEN先輩です。メンバー全員がSEVENTEEN先輩を見て、夢を抱きました」と迷いなく回答。音楽を通じてポジティブでエネルギーを与えてくれるSEVENTEENの姿に感動を受けてきたといい、「TWSもいい影響を与えられるグループになれるように頑張りたいです」と意気込んだ。PLEDIS EntertainmentからSEVENTEEN以降約9年ぶりに新しいボーイグループとしてデビューすることがTWSにとってどんな意味を持つかという質問には、笑顔で手を挙げたJIHOONが「感謝」「大きな責任感」「頑張らなければならないという原動力」と3つのポイントを挙げ、「PLEDISでTWSを公開することができて本当に胸がいっぱいで、光栄です。自分たちもしっかりと責任感を持ってPLEDISで意味のあるチームになれるよう頑張ります」と誇らしげな表情で述べた。
日々のレッスンに加えて、先輩の舞台からもパフォーマンス面をたくさん学んで、SEVENTEENの「Adore U(아낀다)」やSHINeeの「View」などを繰り返し観ながら、TWSだけの強みをどう活かすべきかを研究したという6人。DOHOONは、「先輩方からはいつもいい言葉をいただいていますが、美味しいものもたくさん奢ってもらっています。そのおかげで心も身体も元気に練習することができました」とSEVENTEENとの濃密な交流を明かす。HANJINが「牛肉を奢ってもらって、僕とKYUNGMINがたくさん食べました」「先輩、たくさん奢ってください!」と瞳を輝かせてSEVENTEENにメッセージを送るその表情からは、直属の先輩/後輩として仲を深める両グループのいい関係性がしっかりと構築されてきていることが読み取れた。
“SEVENTEENの後輩”、“HYBEから2024年に初めてデビューするグループ”として多くの注目を浴びてデビューする気持ちについては、「先輩たちの素敵なキャリア、汗と努力のおかげ。だからこそもっと責任感を持って、いい音楽とパフォーマンスをお届けしたい」とJIHOON。メンバーの多くが10代という年齢である彼らの重圧の大きさは底知れないが、「『もっと上手くなりたい』という気持ちのいいプレッシャーとして受け止めている」と話したリーダーのSHINYUは、プレッシャーを“成長のエンジン”と言い換える頼もしさを見せ、期待に応えられるグループになりたいという意思を示してくれた。練習が終わったあとに「昨日より今日、今日より明日」というモットーを持って、覚悟を新たにしているというYOUNGJAEは、TWSとして“パーフェクトアイドル”というあだ名がほしいと語る。SHINYUの「“最高の期待の星”から“今年最高の新人”と呼ばれるように頑張ります」という言葉にも、現状に満足せず、努力を重ねる彼らのストイックさを感じずにはいられない。
WOOZIを中心にメンバー自身が作品制作を手掛けるSEVENTEENは、“自主制作ドル”と呼ばれるほどのセルフプロデュース力を持つグループだが、TWSの今後を問われると、KYUNGMINは「“自主制作ドル”という修飾語を持っている先輩方の後輩としてデビューできて光栄ですし、感謝でいっぱいです」「僕たちも今、音楽や舞台において頑張っているので、ぜひ見守ってください」とコメント。また、JIHOONは「K-POPシーンにもさまざまな先輩がいらっしゃり、清涼なコンセプトのグループも多いですが、僕たちはそのなかでも爽やかさとエネルギーを共存させるパフォーマンスを主力、武器と考えています」と話し、今後さらなる魅力を届けていくことを期待させた。多くの才能を持ったメンバーが揃うTWSは、既存のスタイルにとらわれない独自的なクリエイティブスタイルや音楽性をこの先見せてくれるかもしれない。
終わりには海外メディアに向け、JIHOONが英語、YOUNGJAEが日本語、HANJINが中国語で挨拶。YOUNGJAEは、「本日はお時間をいただきありがとうございました。これからもTWSをどうぞよろしくお願いします」と流暢な日本語でメッセージを伝えた。最後にはリーダーのSHINYUが、韓国語で「本日は僕たちのスタートを見守っていただきありがとうございます。いつも一緒にいたいと思われるくらい、頑張るTWSになっていきます」と感謝の言葉で締め、決意を表明した。
ほかにも、デビュー前にもかかわらず韓国で人気の飲料メーカー・ロッテ七星飲料が手がける乳性炭酸飲料「ミルキス」の専属モデルに抜擢されたり、日本でも1月23日発売の『ViVi』2024年3月号(講談社)で雑誌として世界最速のTWS特集、同日発売の『Ray』2024年3月号特別版表紙(主婦の友社)では日本のメディアとして初のカバー起用など、その注目度の高さがすでに証明されているTWS。デビューして間もないとは思えないほど完成された実力と人柄を兼ね備える彼らが“今年最高の新人”と呼ばれることを確信するには十分すぎる時間だった。TWSの音楽が世界に広がり、多くの人から愛される存在になる光景は容易く想像できる。一層の期待を寄せながら、K-POPシーンの新時代を牽引していく彼らの活躍に注目したい。
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