MISIA、能登半島の2つの避難所で炊き出し実施 「私も被災地に何ができるか考えていきたい」
MISIAが、令和6年能登半島地震で被害を受けた能登半島の2つの避難所で炊き出しを実施。カレー500食を提供するとともに、避難者と触れ合って長引く非難生活で疲弊する被災者を励ました。
この土日に福井県で『25th AnniversaryMISIA 星空のライヴXIIStarry NightFantasy』を開催し、13,000人を動員したMISIA。北陸で多くの人を勇気付けたいとライヴに臨んだMISIAだったが、「もっと被災者の力になりたい」という希望から、現地の関係者に必要な支援を聞き取り、ライヴ翌日に地震被害が最も大きかった能登半島で炊き出しの支援を行うことを決めたという。
石川県は、2011年に津幡町で『MISIAの森』がスタートして以来関わってきた、MISIAにとって縁の深い場所で、実施に向けても事前に地元の自治体や避難所と細かく調整。これまでも被災地で炊き出し支援を多く行ってきた『RUCCOSBURGER』と、地元『金沢レインボープライド』チームの協力を得た上で、珠洲市と能登町の避難所として使われている2つの学校で昼食と夕食、計500食分のカレーを準備した。
炊き出しには俳優の小出恵介も参加し、サプライズで訪問して炊き出しに参加する2人に、避難されている方々も驚いた様子だったが、一緒に写真を撮ったり、会話をしたりする中で、「来てくれて本当に嬉しい!」という声を受けたという。
珠洲市では避難所の中や授業中の教室なども案内され、MISIAは福井のライヴ会場から運んできたツアーグッズのタオルなどを直接手渡しながら、「体をお大事にしてください」「辛い中でも希望を持つことを忘れないでね」などと、1人1人に声をかけていた。
避難所によっては今も断水が続いていて、避難者は不便な生活を強いられている。暖を取るための灯油や下着や肌着などの日常生活に必要なものも不足し、避難所に向かう途中も、多くの家屋が倒壊していたり道路が至るところでひび割れていたり、復旧までには相当な時間がかかると感じざるを得ない状況。それでも、多くの支援物資が被災地に続々と運ばれている様子や、避難所を運営する方々の細かな心配りなど、復興や人の支援に対しての温かな動きも知ることができたという。
MISIAも避難者の健康を気遣いながら、「被災地に何が必要なのかを学び、これからも携わっていきたい」と語っている。
MISIAメッセージ
どんな形でみなさんの力になれるかを考えていた。温かく作りたてのご飯を喜んでくださったことが嬉しかった。実際に見ないとわからないことも多かった。被災された方は不安な中で過ごしていらっしゃると思うが、まずはお元気でいていただきたい。私も被災地に何ができるか考えていきたいし、被災地で何が必要かをいろいろな人が学び合って、助け合っていけたらいい。
■実施概要
2024年1月22日(月)
昼食(11:50〜)珠洲市蛸島小学校
提供:300食・避難所内でも避難者と触れ合い
・小学校のオンライン授業を視察
夕食(17:30〜)能登町小木中学校
提供:200食
・避難所内でも避難者と触れ合い
※避難所差し入れ・オキーフ500個(ハンドクリーム・呉工業ご提供)
・MISIAツアータオル300枚・MISIAツアーTシャツ120枚
【実施協力】
・RUCCOSBURGER(これまでにも被災地で多くの炊き出し支援実績あり)
・一般社団法人金沢レインボープライド(北陸地方での性的マイノリティに関する活動団体。能登の避難所を複数訪問に活動。