Da-iCE、7年ぶり日本武道館ワンマンでデビュー10周年イヤーへ 史上最多曲数で繋いだ軌跡

 アンコールではアリーナツアー『Da-iCE 10th Anniversary Arena Tour 2024 -MUSi-aM-』、インストアイベント『Da-iCE 10th Anniversary Instore Live 2024 -MUSi-aM-』の開催と、新曲「A2Z」の配信リリースを発表し、これから始まる10周年イヤーへの期待を高まらせた。「一緒に歌って、10周年の開幕を締めましょう!」と呼びかけて届けられたのは「Live goes on」。5人はお互いの動きを真似し合ったり、ステージ上を輪になって駆け回ったりと無邪気な様子を見せる。アンコール後半では、10周年を祝うように銀テープが華やかに宙を舞った。

 これにて終幕かと思いきや、突然客席が明るくなり、「Melody」の合唱が聴こえてくる。オーディエンスの手元には、「デビュー10周年おめでとう!」と書かれたカード。これは入場時に配られたものであり、実はメンバーへ向けてのサプライズが仕込まれていたのだ。一瞬何が起きたかわからないような表情を見せた5人だったが、次第に客席を見つめて笑顔に。6面からメンバーへの想いがしっかりと伝わった瞬間だったと思う。

 「ありがとうございます!」と口々に感謝を述べたメンバーは、最後に手を繋ぎながら6面と一緒に「お疲れさまでした!」と叫んでライブを締めくくる。「今日から10周年イヤーが始まります! 2024年もついてきてくれますか?」と工藤が呼びかけると、大きな歓声が会場に響きわたった。

 メンバーがステージから捌けると、モニターに10年間の軌跡を辿るムービーが流れ出した。映像が終わると、モニターには「A2Z」の文字が浮かび上がり、センターステージに再び5人の姿が現れる。黄色い歓声に包まれるなか、5人は2月14日配信リリースの「A2Z」を初披露。一足早い新曲解禁という、今度はメンバーから6面への嬉しいサプライズでライブは幕を閉じた。

 記念すべきメジャーデビュー10周年を日本武道館で迎えたDa-iCE。この日のライブは、10周年を振り返ると同時に、彼らの10周年イヤーの開幕を告げるものだった。「武道館で終わるわけないですから」――そう工藤が話していたが、その言葉からは、彼らがこれからの一年をさまざまな形で楽しませてくれることを予感させた。彼らの華々しい10周年イヤーが、ここから始まっていく。

Da-iCE、5人が見せた笑顔と涙と愛情 6面の“声”が帰ってきた『ARENA TOUR 2023 -SCENE-』ファイナル公演

Da-iCEが9月3日に国立代々木競技場 第一体育館にて、グループとして3年連続開催となるアリーナツアー『Da-iCE AREN…

BE:FIRST×INI、Stray Kids×JO1、Snow Man×Da-iCE……事務所の垣根を越えたコラボ/交流に感じる男性グループシーンの連帯感

およそ1年ほど前からだろうか。音楽シーンにおいて、ボーイズグループ同士の交流やコラボレーションが活発化している。例えば直近では、…

関連記事