SixTONESのリーダーは“福男”? 交代制ならではの独特な役割と存在感

 リーダーと言えば、リーダーシップがあるメンバーが選出され、グループ内でもリーダーらしい立ち回りをすることが多い。しかしSixTONESの場合は、リーダーとなったその日からリーダーらしい役割を明確に行うというわけでもない。実際、SixTONESは誰がリーダーと言われても、あまり違和感がない人も多いかもしれない。2023年4月に公開されたYouTube企画『【SixTONES】占い2023運勢ランキング』の中でも、誰がリーダーがいいか占ってもらったところ、「誰もリーダーじゃない」という回答に、全員が妙に納得しているシーンが見られた。明確に誰がリーダーという気持ちは、メンバー内でもあまりないのかもしれない。

 そもそもSixTONESはデビュー前、あえてリーダーを設けておらず、グループ全員がフラットな姿勢を貫いていた。それは、リーダーという存在を設けなくても、6人がそれぞれの強い力でグループを前に進めることができる、という確固たる意志の表れだったと言える。だからこそ、年ごとに一番勢いがありそうなメンバーをじゃんけんで占って、グループとして常に前向きに活動したいという思いが、このリーダー決めじゃんけんに表れているのかもしれない。SixTONESにとってリーダーはいわば、福男のような存在だ。リーダーに決定したメンバーは、その年の活躍を期待されているとも言えるだろう。6人が常に強い気持ちをグループに対して持っているからこそ、その年一番期待されるメンバーに負けないように、お互いを刺激し合うことで、グループの相乗効果を生む。リーダー決めじゃんけんは、そう考えると実にSixTONESらしいシステムだ。

SixTONES - こっから / THE FIRST TAKE

 SixTONESは2024年早々、グループとしても楽しみな活動が目白押しだ。1月10日には4枚目のアルバム『THE VIBES』が発売され、2月からは初の4大ドームツアー『VVS』も開催される。そして1月5日には、YouTubeチャンネル『THE FIRST TAKE』で、大ヒットしたシングル曲「こっから」の一発撮りパフォーマンスが公開された。リーダーとなったジェシーの勢いと共に、6人が一丸となった、爆発的な活躍を期待している。

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