SEVENTEEN、51万人集客の5大ドームツアー完遂のすごみ 大団円のフィナーレ迎えた福岡公演
エネルギーチェックのコーナーでは参加することができなかったS.COUPSとJEONGHANの名前をコールする場面も。まさにお祭りのような楽しい雰囲気のまま「Left & Right」「Beautiful」では合間に間に「ばり好いとー」と福岡の方言を織り交ぜたアドリブがたくさん入るなど、遊ぶように楽しいステージが続いた。キャッチーで明るいけれど少し切ないメロディーの日本オリジナル曲「今 -明日 世界が終わっても-」で一層エモーショナルに祭りの終わりの雰囲気を盛り上げ、「日本で最後のFOLLOWフェスティバルでしたね」の言葉と共にフェスティバルステージはフィナーレを迎えた。MCでは年末の『2023 ASIA ARTIST AWARDS』の「AAA今年のアルバム」、『2023 MAMA AWARDS』の「SAMSUNG Galaxy Album of the Year」について、今年一年は光栄で感謝することがたくさんあったとコメント。
HOSHIが会場の各エリアに名づけるコーナーでは、アリーナ席を「자기야(チャギヤ)」(恋人や新婚がお互い使う呼び名)、スタンド席は「여보야(ヨボヤ)」(伴侶が呼び合う呼称)、上方スタンドは「사랑아(サランア)」(愛する人)、そしてライブストリーミングで見ているCARATは「애기야(エギヤ)」(baby)と、スウィートな呼び名で会場とコミュニケーションをとっていた。「April Shower」「Kidult」とミドルテンポのナンバーをしっとりと聴かせてくれた。
VTR後、ハードでスピード感を感じさせるイメージのレザーの衣装に着替え、ギターのリフが印象的な「Anyone」、チルな「Good to Me (Japanese ver.)」をパフォーマンス。
今回セットリストに入らなかった日本語曲「Happy Ending」や「あいのちから」「24H」「ひとりじゃない」をCARATとメンバーで合唱していたのは、日本公演ならではのお楽しみだろう。次の楽曲のヒントを出すヒントマンのコーナーでは、福岡公演ということで魚卵から明太子ご飯を作り出そうとするJUNに対して、「お願いやめて! この会場の雰囲気見てちょうだい!」とメンバーが止めようとするも、「最後までやりたいんだよ!」という彼の鉄の意志で無事完成したという一幕も。
最後はヒントの通り、熱々の「HOT」で長時間の本講演のラストを飾った。
アンコールではメンバー達はトロッコで登場し、客席の近くでCARATとの関係性を歌うような「Sara Sara」、「Run to You (Japanese ver.)」「To you」と、メロディアスな曲をパフォーマンス。
MCでは「今日のことを思い出して悲しいことにも打ち勝ってほしい」「起きた瞬間から今日で終わりか、と思って残念な気持ちもあるし、全ての瞬間が満足でもある」とツアーや公演への名残惜しさを語る一方、この日の福岡に降った初雪を「一緒に見られましたね」というロマンチックな一言など、大人数グループならではの個性に富んだコメントが揃う。その中でも「5大ドームツアーができて孫の代まで自慢できそうです。来年は必ずスタジアムで!」と2024年の活動への展望が語られた。全てのスタッフを労うコメントのあと、本当のフィナーレに向かって最高に盛り上がる選曲は「CALL CALL CALL!」と「아주 VERY NICE」。
ラスト公演を惜しむあまり、「God of Music」のBGMとともに終わると見せかけて、追い「아주 VERY NICE」が続き、最後は客席による「God of Music」の合唱とともにライブは終了した。
年明けからもまだ東南アジアでの同ツアーは続くが、日本でのドームツアーがもはや定番となったSEVENTEENの2024年のさらなる発展に期待したい。
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