PROWDMON, LAS「RUN RUN」、『日プ女子』起用でバイラルトップ 夢を追う練習生の姿とリンク
そして、今回最も注目したいのは、首位を獲得した韓国のパフォーマンスクルー、PROWDMON, LASの「RUN RUN」である。この楽曲がリリースされたのは、昨年の12月。では、なぜこのタイミングでチャートを駆け上ったのだろうか。
その答えは、オーディション番組『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』にある。過去にJO1やINIが誕生した『PRODUCE 101 JAPAN』シリーズ。2023年のSEASON3では『THE GIRLS』と題し、新たなガールズグループを結成するためのオーディションが行われている。そんな同番組でダンス部門の課題曲のひとつとして選ばれたのが「RUN RUN」である。しかも、ただの課題曲ではなく「ダブルミッション」というスペシャルルールが適用された特別な課題曲として選ばれたのだ。この曲を選んだメンバーがダンスポジション内で1位になるとチーム全員が通常の2倍の現場投票を獲得できる一方、1位になれなければ獲得できる票が0票となる厳しい条件の「ダブルミッション」。しかも高速で刻まれるビートや複雑な振り付けなど、高いスキルが求められるこの楽曲をマスターすることは、非常に難しい。そんな「ダブルミッション」のチャンスを掴むべく、難易度の高い楽曲に立ち向かう練習生の姿に胸を打たれた視聴者も多いのではないだろうか。実際、このパフォーマンスはSNS上でも大きな話題を呼び、審査の動向とあわせて課題曲「RUN RUN」への注目も高まっていった。『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』の盛り上がりと相乗効果的に注目を集めたのだ。
これまで『PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS』の関連楽曲のなかでは、番組テーマ曲「LEAP HIGH! 〜明日へ、めいっぱい〜」が最も人気を集めていたが、それを抑えて「RUN RUN」がチャートを上昇したのは、楽曲の魅力はもちろんのこと、この番組のドラマ性に後押しされたものと思われる。オーディションを盛り上げる一種の挿入歌のような役割を果たした「RUN RUN」は、オーディションの動向とあわせて「語りたくなる楽曲」になったのだ。走り続けることをモチーフにした「RUN RUN」。夢を掴むために前進を止めない練習生の姿とリンクする非常に象徴的な1曲である。
※1:https://charts.spotify.com/charts/view/viral-jp-daily/2023-11-15
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