KID PHENOMENON「存在証明」バイラル1位 『るろ剣』ED映像とのマッチング
「存在証明」はサビの「oh~」という掛け声の繰り返しから始まるミディアムチューン。冒頭のダイナミックなサビから一転、Aメロはバックサウンドの音数を最小限に抑え、ボーカルのマイクリレーでつなぐ構成。メンバーそれぞれが声質の違いを生かし、アプローチも多彩だが、注目すべきは個々の感情表現である。複雑な感情の機微を時に切なく、時に力強く、時に優しく、しっかりと歌にしている。1番のラップパートは、コンパクトにリズムを刻んで“ラップらしさ”を出しているが、他のパートから浮かないように、声色や発声方法をコントロールしているのがわかる。対照的に2番のラップパートでは、ヒップホップのセオリーに忠実ながらも多彩なラップを披露している。ラップのところどころにユニゾンを入れてくるあたりに、メンバー全員が歌もラップもできるスキルを持っていることがわかる。曲中に何度か〈存在証明〉という言葉が出てくるが、ED映像ではその度に『るろ剣』主人公・緋村剣心の「存在を証明するファクター」が登場する。最後に〈存在証明〉で終わる部分は、物語の軸となる緋村剣心の想いを象徴するようなシーンだ。そしてそれは誰もが持つ“大切な人を大事にしたい、守りたい”という想いに直結する。
Spotify上で視聴できるKID PHENOMENONの楽曲は現在3曲。曲調のバリエーションも豊かで、MVを観ればダンスも抜群。しかも全員が歌えてラップもできることがよくわかる。この可能性の塊が、今後どんなエンターテインメントを作りあげていくのか楽しみだ。
※1:https://charts.spotify.com/charts/view/viral-jp-daily/2023-10-25
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