SixTONES 松村北斗、映画製作陣とのエピソードから見えてくる作品への愛 確かな実力と謙虚な姿勢で掴んだ活躍の場
さらに印象的だったのは、複数回行われた舞台挨拶の中で、松村が「(収録中)不安を包み隠さずに曝け出していた」ということを明かしたこと。例えば、公開1週間後に行なわれた大ヒット舞台挨拶では、新海監督から「オーディション時、不安そうだったよね」と言われ、「(不安を)隠すことなく出しましたね」と返答した。
「自分自身の弱みを見せたくない」と思うのではなく、弱みを見せられるのは新海監督への信頼を表している証拠なのだろうか。そのエピソードを聞いて、松村が弱みを見せられるからこそ製作陣からも信頼されるのだろうと納得したものだ。
また松村が信頼やリスペクトを示したのと同じように、新海監督も松村に敬意を払うエピソードが多く見られた。例えば、1月7日、アリーナツアー『慣声の法則』の横浜アリーナ公演を同作のスタッフと鑑賞したことをSNSに投稿。「こんなにも魅力的なホームで、チームとしてずっと戦っているんですね。北斗くんの魅力の源泉の1つを見た思いです」と語り話題となった。実際『君の名は。』で主演を務めた神木隆之介が『天気の子』『すずめの戸締まり』にも出演したように、作品の完成とともに関係性が終わるのではなく、1度携わった人とは長く関係性を続ける印象がある新海監督。そんな新海監督から松村へ対する愛情を感じたエピソードだった。
様々な場面でお互いへの敬意を示しあった松村と新海だが、実は公開を控える『キリエのうた』の撮影が2人を繋ぐきっかけとなったそう。先月9月20日に行なわれた『すずめの戸締まり』のBlu-ray&DVD発売を記念した“おかえり上映”舞台挨拶にて「岩井監督が北斗くんっていう子がすごくいいんだよと言ったのを聞き、“じゃあオーディションに呼んでください”と。実際にオーディションを通して、彼がいいなと選んだんです」と明かしたのだ。このエピソードから『キリエのうた』では、きっと岩井監督から見た松村の魅力を知れるに違いないと期待している。
振り返れば、芸能界入りの理由が「芝居をやりたかったから」がゆえに、今もなお演じることに真摯に向き合い続けている松村。これからもその確かな実力と謙虚な姿勢で、製作陣から愛され、評判が評判を呼び出演作を重ねていくことだろう。
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