慎吾ママ、ピコ太郎、スナックJUJUのママ、好き好きロンちゃん……有名ミュージシャンと“瓜二つ”な人気キャラクター
今年、47都道府県に出店してきた人気のスナック店が来年2月、東京ドームにて一夜限りで開店するそうだ。そのお店の名前は「スナックJUJU」。シンガー JUJUの“大親友”がママを務めるこのスナック。まるで“JUJUのような”歌声を持つ、この名物ママ。みな、ママの歌う歌謡曲を目当てにスナックに集う。JUJUのデビュー20周年を勝手に祝うべく、会場に足を運んだ観客とのデュエットやお悩み相談コーナーを交えながら、ママが素敵な夜を盛り上げるのだ。今回は、スナックJUJUのママのように人気アーティストと切っても切り離せない関係にある“瓜二つなキャラクター”に注目していこう。
おそらく、その中でもっとも有名なのは、慎吾ママではないだろうか。香取慎吾扮する慎吾ママは、2000年にリリースした「慎吾ママのおはロック」の大ヒットや朝の挨拶「おっはー」の新語・流行語大賞受賞などにより、一大ブームを巻き起こした国民のお母さん的存在である。一時期、あまり表舞台に現れていなかった慎吾ママだが、最近になってNHKのEテレで放送されている教育バラエティ番組『ワルイコあつまれ』のコーナー「慎吾ママの部屋」にたびたび顔を見せていたり、この夏には香取慎吾のInstagramに登場したりと、あいかわらずの元気な姿を見せてくれている。
そっくりながら、同時にアーティスト活動をサポートする関係にあるのが、ピコ太郎とプロデューサーの古坂大魔王である。古坂大魔王はピコ太郎から「敬意を表しているということが伝われば相手は受け入れてくれる」ことを学んだと語っており(※1)、「PPAP(ペンパイナッポーアッポーペン)」の世界的大ヒットは、この親密な友情関係あってこその結果かもしれない。一部では、ピコ太郎と古坂大魔王の同一人物説が囁かれたこともあったが、ピコ太郎は古坂大魔王の10歳年上、そして出身も千葉県と青森県で共通点も少なく、同一人物である証拠もないことから、本人たちはきっぱり否定し続けている。
逆に“大親友”でありながら、お互いに全く違った雰囲気をまとっているのが、BRAHMAN/OAUのドラマー RONZIと、アイドルの好き好きロンちゃんの2人だろう。ヘヴィでアグレッシブなゴリゴリのロックドラマーであるRONZIと、ガーリーでポップな幡ヶ谷のラーメンアイドル・好き好きロンちゃんとのイメージには、一見すると大きな隔たりがあるように思える。しかし、よくよく注目すると2人とも同じ匂いがしてくる。フリフリの衣装を着ているものの、ヒゲとロン毛姿がどこかRONZIの面影を感じさせるのだ。そして、ポップでありながら下ネタ満載の好き好きロンちゃんの楽曲スタイルやラーメン好きのキャラクターにも、どこかRONZIのパーソナリティを感じるような……。今年8〜9月にかけて行われたツアーには、くぼてぃ(Gt/SCREW WALKER)やえいじ(Dr/OVER ARM THROW)といったRONZIと所縁のあるゲストミュージシャンも参加している。