SixTONES「こっから」MV、グループ初の1億回再生をなぜ達成できたのか 6人が歌うからこそ生まれる説得力

「うまくいかなくても大丈夫、『こっから』始めるんだ」

 力強いメッセージが込められ、多くの人にエールを送る楽曲が、心を動かした。SixTONESの10枚目シングル「こっから」のMVが、グループ史上初となる1億回再生に達した。「こっから」のMV公開は5月12日のこと。なぜわずか3カ月というスピードで1億回再生に届いたのか。

 「こっから」は、オードリーの若林正恭、南海キャンディーズの山里亮太の半生を描いたドラマ『だが、情熱はある』(日本テレビ系)の主題歌だ。売れずにもがき続けた下積み時代、ブレイクしてからの煩悶や葛藤、2人が組んだ漫才コンビ、“たりないふたり”の結成から解散までが、リアルに描かれている。山里をSixTONESの森本慎太郎が、若林をKing & Princeの髙橋海人が見事な表現力で演じたことも大きな話題となった。

 ドラマの完成度の高さや緻密なストーリー、そして出演者たちの情熱的な演技は、多くの視聴者に届いていた。「上手くいかなくても、天才じゃなくても、『こっから』始めよう」をテーマにした歌詞と、ファンクでノリの良いメロディがドラマとリンクし、華を添えていた。視聴者に伝わる熱量を持つドラマをきっかけに、楽曲の魅力に惹かれた人が多かったのだろう。

SixTONES – こっから -メイキング × リリックビデオ-

 MVや歌番組でのパフォーマンスを見ると、SixTONESメンバー6人の、触ったらやけどしそうなくらいの情熱が伝わってくる。発売前から楽曲を歌番組で披露するたびにSixTONESのファンのみならず多くの人の間で話題になった。

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