超ときめき♡宣伝部、過去最大規模ツアーを通して深めたメンバーの絆 横浜アリーナへの期待を高めるタフなステージを観て

 今回のツアーは、最新曲「かわいいメモリアル」の歌詞にちなんだ「かわいい かわいい かわいすぎだよ」というサブタイトルがある。もちろん、かわいらしさこそがとき宣最大武器だ。群雄割拠のアイドル界で、ここまで王道のコンセプトで勝負できるグループは、とき宣以外にそういないだろう。しかも、それに加えて“熱さ”も持っているから強い。かわいらしさにこだわりながらも、アイドルとしてちゃんと汗をかき、悩み、涙を流しているのだ。この思いを6人全員で共有していることで、目に見えて成長がわかるし感動できる。MC無しで歌い踊るタフな彼女たちに、心をガンガン揺さぶられるのだ。

 最新の衣装に着替え再登場すると、すぐさま「かわいいメモリアル」へ。さらに「ホップステップジャンプLOVE」「トゥモロー最強説!!」などのアッパーな楽曲で場内のボルテージをますます引き上げ、「エンドレス」までくると、観客の声援はますます増幅。「初恋サイクリング」では、ソロパートを歌うメンバーへの熱いコールが場内に轟き、本編ラストとなる「すきっ!~超ver.~」は、会場全体のテンションが最高潮となった。

 この一体感も、ホールツアーを経てより磨きがかかった部分なのかもしれない。今年5月のインタビューで「幕張のときと同じ気持ちではいけない」「やるからには、前回のライブを超えなきゃいけない」「パフォーマンスとメンタルのスキルアップは、常にしていくべきなんです」と、あえて厳しい言葉で語っていたが、その思いはあの時からこの日まで確かに6人の心に刻まれていたようだ(※1)。アンコールを受けて再登場した彼女たちは、このツアーを振り返り思いを吐露。坂井は、期間中は不安になるような出来事もたくさんあったことを明かしつつ「みんなに助けられた4カ月でした。メンバーとの絆が深まったと思います」と涙を流した。外側からは見えない苦労と、それを乗り越えた強さを感じる涙だった。

 今回のツアーでは約2万人を動員。6人にとって、きっと手応えを感じられる夏となっただろう。2024年1月の横浜アリーナワンマンまで、あと4カ月だ。

※1 https://realsound.jp/2023/05/post-1321422.html

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