ラモス瑠偉やEXILE TRIBEメンバーが応援! 小学生フットサル全国大会「EXILE CUP」4年ぶりに開催

 とりわけ、高校2年までプロを目指して14年間サッカーに打ち込んでいたRIKUの切れ味は抜群で、いきなり2得点を決めるなど小学生たちを圧倒する。対する小学生選抜も負けじとゴールをゲット。それでも攻撃の手を緩めない「TEAM OKADA」の様子を見かねた岡田監督の許可のもと、ピッチの中の小学生がひとり、またひとり増え、本来は5人のところ、気がつけば小学生12人全員がピッチに投入されるなど、要所要所でエキシビジョンマッチならではの驚きの展開で観客を沸かせながら試合は終了した。

 フレンドリーマッチの荒ぶる様子からは打って変わって「ワンツーやスルーパスなど、試合内容が確実にレベルアップしていることが感じられた」と語る閉会式のラモスの言葉通り、フットサルならではの目まぐるしく変化する状況の中で、小学生たちの華麗な連携プレーが随所に見受けられた本大会。しかしながら、それ以上に印象的だったのは、フレンドリーマッチに象徴されるような、ひとつのボールを一心に追い続ける、純粋な「楽しさ」だった。同じく閉会式で岡田氏が語った「勝ち負けはあるけれど、勝つために全力を尽くすことがいちばん大事」という言葉の通り、勝敗だけではない、子どもたちにとっての豊かな「体験」を提供する機会としての「EXILE CUP」。それを今治里山スタジアムという抜群の環境の中で行うこと。「Dreams For Children・子どもたちに、夢を。」という本大会のコンセプトを改めて感じると同時に、継続して行うことの大事さ、そして大会の今後に大いに期待ができるような、そんな充実した一日だった。

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