SixTONESの楽曲、なぜジャニーズJr.のライブで定番に? 2つのポイントから考察
もはや夏の風物詩となりつつある、ジャニーズJr.の各グループによるコンサート。特に知られているのは、TOKYO DOME CITY HALLで行なわれている『Summer Paradise』(以下、サマパラ)やテレビ朝日と六本木ヒルズで行なわれているイベント『SUMMER STATION』の一環として、EX THEATER ROPPONGIで開催される『サマステライブ』(以下、サマステ)だろう。
遡れば、今やテレビに引っ張りだこのSixTONESやSnow Man、Travis Japanらも踏んだこのステージ。今年は、7 MEN 侍と、関西ジャニーズJr.(嶋﨑斗亜・當間琉巧・真弓孟之・永岡蓮王・伊藤篤志・池川侑希弥・角紳太郎)がサマパラを担当。サマステは、前半を少年忍者が、後半をサマステライブ2023限定ユニット・ミライBoys 24が盛り上げている。
春に開催された『Spring Paradise』(以下、スプパラ)には少年忍者・Boys be/関西ジャニーズJr.・AmBitious・IMPACTors・SpeciaL・Go!Go!kids/ジャニーズJr.・Lil かんさいが出演、さらに今年は、毎年恒例となりつつあるサマパラ、サマステとは別に、Aぇ! group、美少年、HiHi Jetsは複数の都市を回るツアーを開催。全国各地のファンを熱くさせた。
これらジャニーズJr.の公演は自分たちのオリジナル曲だけでなく、先輩グループの曲を中心に構成されることも珍しくはない。さらに、ジャニーズJr.にとって単独ステージは自分たちのグループのカラーを魅せる貴重な機会。そのため、先輩たちの曲をまんべんなく選ぶというよりは、各グループのコンセプトに合った曲や、自分たちの強みを発揮できるような曲をチョイスする場合が多い。
そこで、今年の春〜夏にかけて行なわれた各グループ(期間限定ユニットユニットは除く)単独公演のセットリストを調べてみると、Aぇ! groupの『Aッ!!!!!!と驚き全国ツアー2023』、7 MEN 侍のサマパラ『Make 侍 Noise』、少年忍者のスプパラ、サマステ、SpeciaL、AmBitious、Go!Go!kidsのスプパラでSixTONESの楽曲がセットリスト入りしていることがわかった。さらに、東西のジャニーズJr.が一堂に会した『ALL Johnnys' Jr.2023 わっしょいCAMP! in DOME』(以下、『わっしょいCAMP!』)のYouTube生配信にて、SixTONESのジャニーズJr.時代の楽曲「JAPONICA STYLE」が採用されたことも話題に。もはや後輩たちに受け継がれる定番曲となりつつある。
なぜSixTONESの楽曲は、各ジャニーズJr.からの支持が高いのか。それには、2つの理由が考えられる。