米津玄師×LOEWE、常田大希×SAINT LAURENT、野田洋次郎×Cartier……ハイブランドに起用されるアーティストが持つ影響力
少し遡るが、2020年にはCartierの日本オリジナルキャンペーンにRADWIMPSの野田洋次郎(Vo/Gt/Pf)が起用された。
同キャンペーンはCartierの腕時計「Pasha de Cartier」の発売を記念したもの。野田のほかに、常田大希、池田エライザ、片岡千之助、才藤歩夢と、さまざまなジャンルで活躍する5人のアチーバー(達成者)が起用されている。
同キャンペーンではCartierの公式LINEアカウントにて、彼らが成功や挑戦について語るインタビュー動画が公開された。さらに、野田はミュージシャンという立場を活かし、オリジナルコンテンツとしてライブ動画も公開。自身の楽曲を特別なアレンジで届けた。
ミュージシャンに限らず、ブランドのモデルやアンバサダーに著名人を起用することは、ブランドの認知を拡大させる目的がある。自分にはあまり馴染みのないブランドでも、好きなアーティストの起用をきっかけに興味を抱いたり、同じアイテムを持ちたいと憧れたりするファンも多いだろう。そういった認知向上や購買に繋げるためには、それなりの影響力が見込まれる人物が求められる。その点で、普段は音楽シーンで活躍する人物たちが、ファッションブランドのモデルを務めている点は興味深い。言い換えれば、彼らは音楽シーンを越えて影響力のある存在になっているのだろう。
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