稲垣吾郎と香取慎吾、30年以上の付き合いゆえの気恥ずかしさも? 1カ月ぶりの再会に感じた“しんごろ”の関係性

 香取がこの番組に出演するのは、すでに3回を数えているのだが、それでもなかなか慣れないという稲垣。その理由が「なんかちょっと恥ずかしいよね、家族が来たみたいな感じになっちゃって」というのも心が和む。

 実は2人が会うのは1カ月ぶり。毎月第1日曜日に放送していたレギュラー番組『7.2 新しい別の窓』(ABEMA)の生放送が今月はお休みだったこともあり、この番組へのゲスト出演がなければ、さらに“お久しぶり”になってしまっていたところだった。

 この1カ月のあいだ、『香取慎吾LIVE「Black Rabbit」』および個展『WHO AM I -SHINGO KATORI ART JAPAN TOUR-』で各地を飛び回っていた香取。そのためか、喉にも負担がかかっていた様子を察知した稲垣は「あれ、(いつもと)なんか声が違くないですか?」と、香取の声の状態を指摘する。

 「ライブとかやってるんですよ、吾郎ちゃんの知らないところで!」と言う香取に、「香取くんが声枯れたの、僕30年ぐらい知ってるけど初めて見た」と、ずっとそばで見てきた稲垣ならではの視点で香取の多忙さを語っていくのだった。さらに福岡で始球式をした話に移ると、「始球式ぐらいなら僕、代わりにやったんですけどね」なんて兄のような包容力を感じさせる場面も。

 また、稲垣が観に行った『Black Rabbit』の東京・有明アリーナ公演では、香取が稲垣を紹介するのをすっかり忘れてしまったというエピソードも飛び出す。ヘアスタイルを気にしながらスポットライトが当たるのを今か今かとドキドキしていた稲垣を思うと少々気の毒な気もするが、香取は「マジ忘れちゃって! 終わった瞬間に思い出して」と特に気にしていないのが、2人の関係性を表しているようで面白かった。加えて、稲垣が「ずっと緊張してたんだよね」とフォローするところもそうだ。

 香取も“末っ子”とはいえ、どの年上メンバーの前でも同じ顔を見せるわけではない。たとえば、自由奔放な草彅剛と一緒にいる時には、どちらかと言うと“しっかり者な弟”の顔になる。対して、稲垣といる時の香取には、どこかお互いに「わかっている」からこそのイジり&イジられが成り立つという安心感が見えるような気がする。

 そんな“しんごろ”の絡みが楽しめた、今回の香取の『THE TRAD』ゲスト出演。10月以降『ななにー』が収録番組になることもあり、こうした生放送ならではのやりとりもぜひ定期的に届けてほしいものだ。

香取慎吾、「グループとソロでは全然違う」ライブに懸ける変わらない想いと進化したステージ 『Black Rabbit』のすべてを語る

香取慎吾LIVE『Black Rabbit』が好評に伴い、全国のホールで追加公演を開催中だ。さらなる追加公演として7月29日、3…

稲垣吾郎、大好きな先輩・男闘呼組とのサプライズ再会に大興奮 時を経ても色褪せない“相思相愛の関係”を振り返る

「なんと! うそー! え、うそー! わー、お久しぶりです!」  6月12日放送のラジオ『THE TRAD』(TOKYO FM)…

関連記事