稲垣吾郎、「インテリゴロウ」で発揮する純粋な好奇心 人工知能までもがイメージできる唯一無二の“稲垣吾郎っぽさ”とは?

 稲垣吾郎、草彅剛、香取慎吾による月に1度のレギュラー番組『7.2 新しい別の窓』(ABEMA※以下、『ななにー』)。6月4日にオンエアされた『ななにー#63』は、オープニングで香取の口から「吾郎ちゃんは、体調不良のためお休みです」と伝えられ、稲垣不在の回となった。

 この日の『ななにー』は、3人に加えてキャイ〜ン、EXIT、みちょぱ(池田美優)の“『ななにー』ファミリー”がやりたかったことを全部やるという“神企画”。しかも、7.2時間の生放送スタイルがラストということもあり、稲垣の欠席が大いに悔やまれた。

 それでも事前に収録されていた「インテリゴロウ」のコーナーがあったことで、稲垣の姿を見ることができたのは視聴者にとっては救いに。しかも、この日の「インテリゴロウ」は、作家や映画監督をゲストに迎えるいつものスタイルとは一味違う展開であったことも、私たちを楽しませた。

 登場したのは、ニュース解説メディア『The HEADLINE』の編集長であり、『ABEMAヒルズ』(ABEMA)、『DayDay.』(日本テレビ系)、『サンデー・ジャポン』(TBS系)などでコメンテーターとして出演する石田健。『The HEADLINE』では、主に政治やテクノロジーの情報を発信していることから、今注目のテクノロジーについて紹介してもらうことに。

 「そもそもAIってなんですか?」、そうストレートに聞けるのが、MC 稲垣吾郎の魅力だ。読書家であり、カメラやワインに精通している稲垣は知的なイメージをまといながらも、自分の知らない分野に関しては純粋な好奇心を持ってまっすぐに質問していく。それは、キャリアや年齢を重ねるほど難しいと感じる人も少なくない。

 そんな稲垣のソフトな物腰に、石田ものびのびと説明をしていくのが印象的だった。なかでも盛り上がったのは、人工知能チャットボット「ChatGPT」を紹介したシーンだ。石田のアドバイスを受けて、「稲垣吾郎について教えてください」とChatGPTに問いかけた稲垣。すると、「“1973年2月8日生まれです”……違う! 12月8日です!」「“代表作には、『HERO』『ごくせん』『スマイル』などがあります”……ほっ? 俺、検事じゃないよ? 学校の先生でもないよ?」と、ところどころ事実とは異なる、“それらしい答え”が。

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