King & Prince 永瀬廉、体制変更の狭間に見せた覚悟と決意 ストレートな言葉で照らした明るい未来

 King & Princeの永瀬廉は、つくづく竹を割ったような清々しいアイドルだ。5月22日をもって平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太がグループを脱退し、永瀬廉、髙橋海人の2人体制で新たな一歩を踏み出したKing & Prince。5月24日に放送されたラジオ『永瀬廉のRadioGARDEN』(文化放送)では、そんな大きな転換点にいる永瀬の率直な想いがストレートに語られた。

 「今、これを録っているのが21日です」と明かした永瀬。5月21日といえば、『King & Princeる。』(日本テレビ系)の2時間スペシャル、そして生放送『Venue101』 (NHK総合)でのラストパフォーマンスが大きな話題を呼んだ翌日のこと。5人での活動が一段落し、2人で歩み出すちょうど狭間のタイミングだ。

 永瀬は、まずラストパフォーマンスについて番組にリスナーから寄せられた感想メールを紹介していく。「最後まで最高のパフォーマンスをしてくれたことに感謝しかない」というファンからの激励に加えて、「King & Princeについてそこまで詳しくなかったけれど感想を送らずにはいられなかった」というリスナーから「応援します」という声も。それくらい5人が見せたパフォーマンスは見る者の心を鷲掴みにするものがあった。

 リスナーからのメールを冷静に読んでいく永瀬だったが、時折こみ上げるものがあったのか途中で何度も声が震え、言葉が詰まったように聞こえた場面も見受けられた。しかし、そうなるたびに明るく切り替えてコメントを返していくところに、永瀬の“強さ”を感じずにはいられない。

 さらには「俺的には、“なんで5人じゃなくなるんだよ! どういうことだよ! おかしいだろ!”っていうか……ちょっと思ってる方もいらっしゃるだろうけど、そういうメールも読む覚悟をしていた部分はあった」とも。矢面に立ってどんな声も受け止めるつもりだったと、改めてKing & Princeを続けていく永瀬の決意を垣間見る瞬間だった。しかし、そんな気を張った永瀬の予想とは反して、リスナーから届いたメールがあまりにも好意的だったことから「いや、違うじゃんそれは。こっちじゃないですか……それは。どう考えてもさ」と、思わず張り詰めていた心の糸が緩み、涙声になってしまう。

関連記事