HiHi Jets 井上瑞稀、演技やパフォーマンスにおける表現の奥深さ 『おとななじみ』W主演でさらなる認知広げるか
井上は2000年生まれの22歳。小学生の頃にHey! Say! JUMPの山田涼介に憧れ、2009年にジャニーズ事務所に入所し、同年12月には当時ジャニーズJr.だった森本慎太郎(SixTONES)を中心に結成されたスノープリンス合唱団として、9歳でCDデビューしている。幼い頃からドラマや映画への出演を重ね、2020年の大河ドラマ『麒麟がくる』(NHK総合)で織田信忠役、映画『弱虫ペダル』で杉元照文役など、役者としても着実にキャリアを歩んでいる。
井上はグループのリーダーを担当。ふわふわ柔らかい印象ながら、周りをよく見て気遣いのできる彼がリーダーをしていることで、メンバーそれぞれの個性が際立つ部分もあるのだろう。
『おとななじみ』主題歌のKis-My-Ft2「Sweet Melody」のMVではHiHi Jetsの5人が出演。HiHi Jetsは、ローラースケートを使ったパフォーマンスが持ち味の一つであり、同MVでも披露し話題に。ジャニーズの伝統ともいえるローラースケートを、今時の解釈にアップデートしているパフォーマンスは見ていて元気がもらえる。
あまり“可愛い”とばかり言ってはいけないのかもしれないが、子どもの頃の面影を残しながら、成長する中でしっかり大人っぽさを身につけている人は珍しいように思う。また、2009年の入所から現在に至るまで、アイドル/タレントとして研鑽を続ける姿勢も井上の魅力的に見せる要素だろう。
HiHi Jetsとして4月からは冠番組『1クールジャ終われない!』(テレビ東京系)がスタートしたほか、個々人をテレビやラジオで知る人も増えたのではないかと感じる一方、まだまだ認知の伸び代はあるように思う。
もし彼らがジャニーズとしてデビューしたときに、「もっと早いうちに知りたかった」と感じる人もまた、多いのではないだろうか。映画『おとななじみ』で井上を見つけた人たちは、アイドルとしてパフォーマンスをしているときの彼も、ぜひ一度見てほしい。
(※1)https://lp.p.pia.jp/article/news/272800/index.html?detail=true
(※2)https://www.crank-in.net/interview/126700/1
(※3)https://mdpr.jp/interview/detail/3718066