Travis Japanメンバー分析:第3回 七五三掛龍也、可愛らしさと卓越したダンススキル メンバーの魅力を引き出す振り付けも
ところが、ダンスパフォーマンスになると一転。アイドルらしい決めゼリフやあざと可愛い表情を見せつつも、重心が低く、軸がブレない、それでいてダイナミックなダンスを踊る。
また、いわゆる「イケボ」と言える低い声の持ち主でもある七五三掛はグループの中で年上なこともあり、時に包容力も見せる。ダンスの振り付けも手がけ、メンバーをよく知り、理解しているからこそそれぞれの魅力を引き出すのがうまい。
ジャニーズの楽曲を新たな振り付けで発信するYouTubeチャンネル「+81 DANCE STUDIO」で楽しめるTravis Japanのパフォーマンスの中でも、King & Princeの髙橋海人が振り付けを手がけた、SMAP「SHAKE」は必見。見ているだけでこちらが笑顔になる、元気になれるパフォーマンスを披露している。こういった同世代ジャニーズとの関わりからも、彼らの真面目でストイックな部分と、愛される人柄が伝わってくるように思う。
ふわふわしたキュートさを持ちながら、卓越したダンススキルで多くの人を魅了する七五三掛。ダンスはもちろん、人としてもブレない芯があるように見える。ふとした瞬間に、「男前」と言いたくなるような表情や仕草を見せるのだ。特に、アメリカ留学中にダンスコンテストに出場した際の彼らからは、鬼気迫るものを感じる。
留学中のインタビューでは、一緒に仕事をしてみたい人を聞かれて「ジャスティン・ビーバー」と答えていた七五三掛(※3)。リリース予定の2ndシングル「Moving Pieces」は、ジャスティンへも楽曲提供している音楽プロデューサー・プーペアが手がける。「Travis Japan」のグループ名は、マイケル・ジャクソンらの振り付けで有名なトラヴィス・ペインがメンバー選抜したことに由来するが、トラヴィスが新曲の振り付けを担当することも発表され、期待は高まる一方だ。そのチームワークで、Travis Japanは着実に大きなグループ名にふさわしい夢への一歩を進めている。七五三掛の落ち着いた穏やかさと芯のあるパフォーマンス、そしてアイドルらしい可愛らしさは、国内外に多くのファンを増やしていくだろう。
※1:https://more.hpplus.jp/entame/people/74483/
※2:https://maquia.hpplus.jp/life/news/70609/
※3:https://lalalausa.com/archives/23043
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