Snow Man、『i DO ME』はユニット曲でも”挑戦” 岩本&深澤&宮舘、渡辺&目黒……強化された各自の持ち味
「ADDICTED TO LOVE」(『Snow Mania S1』)、「Color me live…」(『Snow Labo. S2』)と、ユニット曲を通して表現力の高さを見せてきた佐久間と、昨今モデル活動で独自の表現に磨きをかけるラウールによるユニット曲「Bass Bon」は、渡辺が「MVっていうよりアートに近い」と評したように2人の“ダンス好き”が高次元で形になった出来栄えだ。東京ゲゲゲイ・MIKEYが手がけたヴォーグダンスをモード感溢れる姿の2人が披露する様は、まさにこのユニットならでは。刺激を求めた先に広がった本気のパフォーマンスをぜひフルで堪能したい。
向井と阿部によるユニット曲「Gotcha!」は、アルバムで“ファンに楽しんでもらえる曲”に携わる機会の多かった向井と、“ファンサービスの匠”とも言える阿部によるライブを意識したであろうパーティー感ある盛り上げソングだ。オフィシャルサイトのインタビューで阿部が言っていた「向井・阿部だからこそ表現できる、平和でアゲアゲな世界観」がまさにぴったり。かつて国分太一と堂本剛が組んだトラジ・ハイジが現代版にアップデートされたようなレトロさとキャッチーさを備えていると感じたのは筆者だけだろうか。MV後半には阿部の“あざとい警察案件”もしっかり盛り込まれているとのことで、他ユニットとは異なるお楽しみも見逃せない。
4曲の紹介を終えた後、渡辺が言った「全部違って全部いい」が今作のユニット曲の答えだ。これらの曲を歌いこなし、表現しきれているのは、ここまでの積み重ねがあってこそ。過去最大級にユニット曲でも挑戦した『i DO ME』。全貌が明らかになるのもまもなくである。