ステージも客席も水びたし! K-POPアーティスト登場、韓国発イベント『WATERBOMB』の楽しみ方

 この夏、日本に初めて『WATERBOMB』がやってくる。大阪(7月15、16日)・名古屋(7月22、23日)・東京(7月29、30日)の3都市で開催されるこのフェスは、いわば音楽と水の祭典。アーティストがパフォーマンスするステージはもちろん、客席にいる観客も水びたしになる、真夏にぴったりの音楽フェスなのだ。2015年に韓国で始まったこのフェスは、K-POPやK-HIPHOPの人気アーティストたちがこぞって出演する豪華さもさることながら、観客同士やアーティストが水鉄砲を撃ち合う“ウォーターファイティング”と呼ばれるパフォーマンスで人気。ステージも客席もびしょ濡れになりながら、一体になって盛り上がれるのが『WATERBOMB』の面白さだ。今回は日本初上陸に先駆けて、タイの旧正月にバンコク・サンダードームスタジアムで開催された『WATERBOMB BANGKOK』をレポートする。

 タイの旧正月・ソンクラーンは「水かけ祭り」として世界的に知られており、街中でも通行人同士が水を掛け合うことを楽しむお祭り。その当日、4月13、14日に開催された『WATERBOMB BANGKOK』はオープンから大盛り上がり。

(撮影=尹秀姫)

 会場に濡れてもいいようにと水着を着た来場者が続々と集まり、手には大きな水鉄砲を持つ人も多い。グッズ売り場でもTシャツやタオルのほかスマホの防水ケースなど、水に濡れることを前提にしたグッズがずらり。ちなみに、客席前方の「100%濡れるエリア」では生活防水程度のスマホは水没する可能性がある、と事前に聞いていたためここで防水ケースを買っておいたのだが、それが後々役に立つことになるのだった……。

(撮影=尹秀姫)

 スタジアムに入場する前にはフォトブースが設けられており、“映え”を狙って撮影する来場者も多い。この日はなんと韓国からやってきたという女の子も。

(撮影=尹秀姫)

 スタッフのみなさんも水鉄砲を掲げて来場者を迎え撃つ気満々。

(撮影=尹秀姫)

 いざスタジアム内に入ると、そこは巨大なウォーターパーク。一角には巨大なウォータースライドも設置され、自由に滑ることができるようになっている(もちろん濡れる)。

 

 初日は人気K-HIPHOPレーベル・AOMGからウ・ウォンジェとCOOGIE、ソロシンガーのソンミ、タイで絶大な人気を誇るGOT7のユギョムに続き、ヘッドライナーにはZICOが登場。どのアーティストもステージに現れてものの数分で全身ずぶ濡れになるくらい、大量の水が飛び交う。全力でパフォーマンスするアーティストたちのステージに圧倒されながらも、客席はずぶ濡れ。というのも、ステージからWATERCANNONで絶え間なく水が発射され、ステージ後方からも雨のように水が降り注いでいるのだ。こちらも負けじと水鉄砲で応戦するが、ステージの上からまるで「撃ちなさい」と言わんばかりに両手を広げて待ち受けるソンミ、シャツのボタンを全開にしてバンコクの熱気を楽しむユギョムに観客もヒートアップ! ZICOも床がすべりやすいとこぼしながらも全力ダンスで観客を魅了した。翌日もHyunAやLOCO、GOT7のベンベンにCLなど、超豪華アーティストの登場で終始大盛り上がり。観客だけでなく、ステージに立つアーティストたちも思わず笑顔になる、『WATERBOMB』はそんなフェスだ。

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