LE SSERAFIM、個性を磨いて表現した“新しい魅力” 1stアルバム完成&デビュー1年の感謝を込めたショーケースレポート

 そしていよいよ、メディア向けのパフォーマンスパートへ。今回はタイトル曲「UNFORGIVEN (feat. Nile Rodgers)」と、LE SSERAFIMとHYBEがコラボレーションしたオリジナルストーリー『Crimson Heart』のテーマ曲「No-Return (Into the unknown)」の2曲を、MVなどの映像を挟みながら披露した。

 1曲目「UNFORGIVEN (feat. Nile Rodgers)」では、「ANTIFRAGILE」のような振付を盛り込みながら、中毒性の高いサウンドの中で各メンバーのクールさ、キュートさ、大人っぽさなど、多様な表情に惹きつけられたステージに。2曲目「No-Return (Into the unknown)」では、ディスコポップスタイルの華やかなリズムとサウンドの中で、メンバーのクリアな歌声に酔いしれる時間となった。今回のパフォーマンスでは、KAZUHAやHONG EUNCHAEの歌唱パートが増え、これまであまり前に出ることが少なかった2人の歌唱力の高さと伸びやかな歌声の魅力が明らかに。メンバーのデビュー後1年間の成長を実感したのはもちろんのこと、アルバムの先の活動についても大いに期待をしたくなるステージだった。

 ショーケースの最後には、記者からの質問にメンバーが応答。今後の夢や目標を問われると、SAKURAは「1年間、こうして大きな愛をもらえるということは、決して簡単ではないと知っているので、これからも感謝の気持ちを忘れずに活動していきたいと思います。そしてワールドツアーを行って、全世界のFEARNOT(ピオナ/ファンの総称)の皆さんにお会いしたいですし、いつかはドームツアーもやってみたいです」とコメントした。5月2日でデビュー1周年を迎える感想については、KIM CHAEWONが「デビューして1年経ったという実感が湧いてこないですね。本当に早いです。この1年でたくさんのステージに上がって、たくさんの愛をもらったので、その分もっと責任感を持って活動を頑張りたいです」と、今後への決意を語った。

 また、タイトル曲「UNFORGIVEN (feat. Nile Rodgers)」の歌詞に「共に行こう」というフレーズが多い点について、KIM CHAEWONが「LE SSERAFIMのおかげで成長できたと、ファンの皆さんが言ってくれることがあります。それは、私たちも同じで、ファンの皆さんのおかげで私たちももっと良いグループになれるんだと思います。ファンの皆さんとメンバーが良い影響を与え合うのが夢です。そう思って、このタイミングで『共に歩んでいこう』というメッセージを楽曲に入れました」と想いを回答した。

 最後の挨拶では、KAZUHAが「大切なお時間をいただき、ありがとうございました。今後もLE SSERAFIMをお願い致します!」と、日本のメディアに向け日本語で挨拶したほか、リーダーのKIM CHAEWONが「フルアルバムというのはやはり重みがあります。タイトル曲の歌詞の中に『目にするはず、私らしさ』という部分がありますが、今後の活動を通じて、本当にLE SSERAFIMらしい姿をお見せしたいと思います」とまとめ、今回のショーケースを終えた。

 2022年5月に鮮烈なデビューを飾ってから1年が経ち、フルアルバムを携えてカムバックを果たしたLE SSERAFIM。今回のショーケースは、この1年間の彼女たちの成長とアルバムに込めた強い想いを感じられた1時間となった。彼女たちのカムバック期間となる5月は、LE SSERAFIMの話題を数多く耳にする1カ月となりそうだ。

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