INI、YouTube“テスト企画”好評の鍵を西洸人が握る? メンバー11名のみで成立させるバラエティセンスの良さ

 INIの公式YouTubeコンテンツ「INIフォルダ」にて、「株式会社INI入社テスト」が公開された。メンバー11人が架空の企業“株式会社INI”への入社枠をかけてさまざまな試験問題に挑むこのシリーズは、投稿直後から大きな反響を呼んでいる。ちょうど1年前の昨年4月に公開された「抜き打ち!学力テスト」も人気だったが、INIの勉強コンテンツはなぜ人気が高いのだろうか。

 今回はINIが今年1月よりフレッシャーズ新CMを務める「洋服の青山」とのコラボ企画ということもあり、新入社員と同世代でもあるメンバー全員が一人ひとりの魅力を際立たせるスーツを身に纏ったフレッシュな装いが視聴者の目を惹いた。

[INIフォルダ] EP.56 株式会社INI入社テスト✏️ 〜前編〜

 前回の「学力テスト」に引き続き、今回も「入社テスト」が行われることは、進行役の西洸人以外知らされていない状態でのスタートとなった。何も知らされていないにも関わらず登場早々に“先輩役”と“新入社員役”に扮した西以外のメンバー10名により繰り広げられる、INIフォルダ名物のショートコントが、序盤からすでにこの企画の濃さを予感させていく。阿吽の呼吸で展開していく上司と部下風のやり取りでは意図せずとも笑いを生むコミカルなオチが見どころとなり、即興の対応力やトークテンポの良さ一つを取ってもさすがはINI、と感じさせる。

 これまでもさまざまなアイドルがバラエティ番組などで「○○テスト」のような勉強コンテンツを打ち出してきたが、多くの場合は生徒役のほかに、先生役を務める芸人などの存在が欠かせなかったように思う。しかし、INIの場合はどうだろうか。こういった企画につきものの珍回答や名(迷)回答をメンバー11名のみで組み立て、“INI流”のバラエティに仕上げているのだ。

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